今月の新刊ココ読んで!

発達障害・ひらがなが苦手・どの子も伸ばす

ゆっくりよみかきトレーニング

ゆっくりよみかきトレーニング

  • 定価: 1,944円
  • 発売日: 2018年2月1日
  • 著/武田洋子
  • 監修/平岩幹男

購入はこちら

ためし読み

文章を文字通りに正しく読まない子、字がていねいに書けない子たちは、怠惰な性格なのだろうとか、集中力のない子なのだろうとか、その子の性格の問題と思われるかもしれません。そのような子に対して「ちゃんと読みなさい」「もっと集中しなさい」と叱る場面も、世の中には多く見られるのでしょう。


しかし、それは性格からくるものではなく、障害だとしたら……。近年、発達障害に関する認識が広まってきましたが、読み書きの障害も実はその中の一つなのです。


読み書き障害の子どもが、文字に対してどのように感じているのか、一般の人たちにはピンとこないでしょう。「私たちがよく知らない外国語やパソコンの文字化け画面を目にするときの感覚に似ています」と、著者で小児科医の武田洋子先生は記しています。読み書き障害の子が文を目の前にして、どれだけ苦しい思いをしているのかが、おわかりになりますでしょうか。


でも、読み書き障害の子が一生そのままの状態を我慢しなければならないということではありません。保護者や学校がサポートし、ゆっくりとトレーニングしていくことによって、できなかった読み書きが少しずつできるようになるのだそうです。


本書では、読み書き障害の子が使いやすいように、文字の太さや書体、マスの配置、どのような色を使用するかなど、多くの配慮が施されています。また、障害をもっていなくても、読み書きが苦手な子どもがひらながを練習するのに、とても使いやすく作られています。


もし、読み書きの苦手なお子さんが周りにいたら、ぜひ温かいサポートをしてあげてください。そのとき、本書をはじめ「ゆっくりプリント」シリーズは、必ずやサポートの一助になってくれると思います。(担当・阿部)

バックナンバー