離乳食後期はいつから?量や手づかみ食べ、おすすめレシピを解説

こんにちは。離乳食インストラクターの中田馨です。ここまで初めての離乳食や初期、中期のお話をしてきました。

 

そろそろ離乳食後期。3回食に入ります。この頃のママのお悩みと言えば「3回の食事メニューを作るのが大変」「メニューがマンネリする」などの声。今日は、後期以降の赤ちゃんに気を付けてほしいポイントを交えながらお話しますね。

離乳食後期っていつから?量はどれくらい?

後期は9ヶ月から11カ月頃、3回食でバリエーションも豊富に

離乳食後期は生後9ヶ月から11カ月頃の時期を言います。離乳食後期は3回食になり、さまざまな食材を食べられるようになってきます。新しい食材にチャレンジするチャンスですね。また、「今日は大人はカレーだから、カレー粉を入れる前に取り分けてみよう」など大人の料理からの取り分けもしやすくなりますよ。

写真でわかる離乳食後期の量

離乳食後期の目安量はこれくらいです。実際のg量も書いておきますね。

5倍かゆ 90g 

軟飯 80g

うどん 60g

パン 6枚切り1/2枚

にんじん 30~40g

豆腐 45g

魚/肉 15g

卵 1/2

<補足>上記の目安量は、1回のメニューにすべて使うわけではありません。例えば、1回のメニューに野菜を4種類使う場合は、合計で30~40gにする。豆腐と肉を使った場合、豆腐15g、魚10gにする。など、メニューによって食べる量を調節しましょう。

やってみよう!離乳食後期の1週間レシピ 

「大人料理の汁物から取り分ける」のがポイント

離乳食後期に入り「3回の食事を考えるのが大変」と感じるママも多いと思います。3回の食事をマンネリさせず作る2つのポイントは「大人料理の汁物から取り分ける」。大人メニューの中に汁物があればそれを取り分けて活用しましょう。汁物として取り分けるのもOKですが、「とろみをつけて、おかゆ、うどん、蒸し野菜、豆腐、魚、肉などにかけてみる」と、いつもの汁物が別メニューに変身します。

多めに作り、朝は汁物としていただいて昼はアレンジしてみるのもいいですね。以下、1週間のレシピ例です。

(月曜日)

  • 朝 5倍かゆ なす・小松菜・にんじんのみそ汁 魚の蒸し焼き
  • 昼 ささみと野菜のうどん(朝の汁に鶏ささみを加えうどんにする) 果物
  • 夜 5倍かゆ さつまいも・玉ねぎ・ほうれん草のみそ汁 湯豆腐 ひじきと豆煮

(火曜日)

  • 朝 5倍かゆ 豆腐・かぼちゃ・玉ねぎのみそ汁 納豆と大根の和え物
  • 昼 マグロと野菜のどんぶり(朝の汁物にマグロを加えとろみをつけてどんぶりにする) ひじきとじゃがいも煮
  • 夜 豚のお好み焼き 野菜スープ

(水曜日)

  • 朝 5倍かゆ ブロッコリー・玉ねぎ・しらすのスープ タラとアスパラのチーズ焼き
  • 昼 しらすのそうめん(朝の汁物にそうめんを入れて)
  • 夜 5倍かゆ きのこのみそ汁 肉じゃが トマトのかつお節和え

(木曜日)

  • 朝 納豆かゆ 大根・にんじん・もやしのみそ汁 かぼちゃとしらす煮
  • 昼 5倍かゆ 麻婆豆腐スープ(豚ひき肉) かぼちゃとしらす煮
  • 夜 麻婆豆腐丼(昼の麻婆スープをごはんにかける) 蒸し魚と野菜 果物

(金曜日)

  • 朝 かぼちゃがゆ 小松菜・もやし・しいたけの味噌汁 にんじんと大豆煮
  • 昼 肉と野菜うどん(朝のみそ汁に牛肉を入れてうどんにする) 果物
  • 夜 5倍かゆ 豆腐・わかめ・玉ねぎのみそ汁 野菜たっぷり豆腐ハンバーグ(鶏ひき肉) 蒸しアスパラ

 

(土曜日)

  • 朝 5倍かゆ 野菜たっぷり鶏団子汁(昨夜のパンバーグのタネで) 青のり入りこふき芋 果物
  • 昼 食パンチーズ焼き 野菜スープ 果物
  • 夜 5倍かゆ 八宝菜 かぼちゃとひじき煮

 

(日曜日)

  • 朝 八宝菜丼(昨夜の八宝菜をごはんにかける)
  • 昼 ツナとクリームチーズのサンドウイッチ スティック蒸し野菜
  • 夜 5倍かゆ 豚汁 焼き魚 ほうれん草とコーンの和え物

 

離乳食を多めに作って次の食事に使う場合の4つのルール

・フタのある清潔な容器に入れて冷蔵保存

・食べる前に鍋でしっかり加熱

・食べ残しは使用しない

・24時間で使い切る

後期以降のメニュー作りで意識すること

離乳食後期以降になったら毎日のメニュー作りで、ぜひ心がけてほしいことが3つあります。

・鉄分の多い食材を取り入れる

・主食、汁物、主菜、副菜を取り入れる

・赤、白、黄色、緑、黒の彩りを取り入れる

9カ月ごろになると、おなかの中でママからもらってきた貯蔵鉄が底をつきます。そこで鉄分を食品で摂る必要があります。レバー、赤身魚、赤身肉、小松菜、ほうれん草など取り入れてみてくださいね。また、彩がいいと食欲も湧いてきます。これは大人のメニューも一緒ですね。赤、白、黄色、緑、黒の色が揃わない時は、器の色に取り入れてみるなどするといいですよ。

毎日は大変…離乳食後期の簡単レシピを教えて!

ママにとって、毎日の離乳食づくりは一苦労。でも、コツを覚えれば簡単です!次に紹介するレシピは食材を切ってだしで煮るだけの簡単レシピ。多めに作って大人も同じレシピにするとラクチンですよ!

離乳食後期の簡単レシピ1 麻婆豆腐風

<材料>

  • かつお昆布だし 300ml
  • 鶏ひき肉 10g 
  • 木綿豆腐 20g 
  • しいたけ 5g
  • にんじん 10g
  • 玉ねぎ 10g
  • ニラ 5g 
  • 水溶き片栗粉 小さじ1

<作り方>

  • ・にんじん、玉ねぎ、しいたけ、ニラは、みじん切り
  • ・豆腐は、5㎜角切り
  1. 鶏ひき肉を炒める
  2. 他の野菜も炒めてだしを加える
  3. 豆腐を加え、水溶き片栗粉でとろみをつける
  4. しょう油 1.2滴で風味をつける
  • *油は使わず、鶏ひき肉の脂で炒めます

離乳食後期の簡単レシピ2 肉じゃが 

<材料>

  • かつお昆布だし200ml
  • 牛肉 15g 
  • 玉ねぎ 10g 
  • にんじん 10g 
  • じゃがいも 10g

<作り方>

  • ・牛肉は、脂肪をとり5㎜
  • ・玉ねぎ、にんじん、じゃがいもは、1~2㎝幅に切る
  1. かつお昆布だしでにんじん、玉ねぎ、じゃがいもを煮る
  2. 軟らかくなったら取り出して5㎜に切る
  3. 牛肉と野菜を鍋に戻して、しょう油1.2滴で風味づけ.

 

離乳食後期は手づかみ食べデビューも!おすすめレシピはこちら

手づかみ食べは食べる意欲につながります

離乳食後期に入るとどんどんしてほしいことの一つに「手づかみ食べ」があります。手づかみ食べは赤ちゃんの手先を発達させ、食べる意欲を持たせることにつながります。サイコロ状やスティック状など、赤ちゃんの発達に合わせ食べやすい大きさに切ってチャレンジしましょう!

離乳食後期 の手づかみレシピ1 スティックバナナ

これはとっても簡単レシピ。15g程度のバナナをスティック状に切るだけです。スティックにすることでつかみやすいですね!

離乳食後期 の手づかみレシピ2 じゃがいもと納豆のおやき

<材料>

  • じゃがいも 30g
  • ひきわり納豆 5g

<作り方>

  • ・じゃがいもは、皮をむいて乱切りにする
  • ・納豆は、ザルに入れてお湯を回しかける
  1. じゃがいもを湯がいて湯切りしてつぶす
  2. 納豆とよく混ぜ合わせ、フライパンで両面焼く
  • *食べるときは赤ちゃんが食べやすいように切ってあげましょう

離乳食後期は、食事の回数が3回に増えたり、まだ上手に食べられないのに「自分で食べる!」と手づかみで食べたりと、ママの負担も少し増える頃です。また、食べムラが出てくる時期でもあります。

ママが感じる課題は、赤ちゃんが成長しようとしている証でもあります。赤ちゃんの成長をそばで見守る気持ちで、離乳食に取り組んでみてくださいね。

 

 

文/中田 馨(なかたかおり)

一般社団法人 離乳食インストラクター協会代表理事。中田家庭保育所施設長。現在13歳の息子の離乳食につまづき、離乳食を学び始める。「赤ちゃんもママも50点を目標」をモットーに、20年の保育士としての経験を生かしながら赤ちゃんとママに寄り添う、和食を大切にした「和の離乳食」を伝えている。保育、講演、執筆などの分野で活動中。自身が開催する離乳食インストラクター協会2級・1級・養成講座はこれまで2500人が受講。

離乳食インストラクター協会HP 

中田馨の和の離乳食レシピブログ

 

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