赤ちゃんが下痢のときの離乳食は?おすすめメニューや対応を解説

こんにちは。離乳食インストラクターの中田馨です。人間にとって、便はからだのお便り。便の様子で調子がいい悪いが大人も分かります。赤ちゃんは、大人よりも消化器官が未発達なため、少しのことで下痢になってしまうことがあります。今日は「下痢」の時の「離乳食」にまつわる話をしますね。

赤ちゃんが下痢、または下痢気味になったら離乳食はどうする?

赤ちゃんが下痢のとき注意したいポイント

赤ちゃんが下痢気味になった時に離乳食を食べていてもいいのか止めるべきか。とっても悩むところだと思います。心配な時は、自己判断するのではなく、医師の指示に従うことが安心だと思います。ただ、

  • ・いつもより少し軟らかい
  • ・回数がいつもより1,2回多い
  • ・機嫌がいい
  • ・食欲がある

そんな時は、離乳食を食べながら様子を見ても大丈夫でしょう。離乳食には、次に述べるようなできるだけお腹にやさしい食材を選んであげましょう。離乳食初期はまだ離乳食を始めたばかり。もし下痢になった場合は一度離乳食を中止して、便の調子が良くなってから再開するのも一つです。

 

赤ちゃんが下痢のときの離乳食づくり、注意することは?

下痢の時は、消化・吸収力が落ちます。乳製品や果物、肉類など脂肪の多いもの、冷たいもの、糖分の多い菓子類は避けた方が安心です。消化に良い食べ物、おかゆ、りんご、バナナなどがいいと言われています。また、下痢の時は脱水症の予防をする必要もあります。少しの水分を何回かに分けて赤ちゃんが欲しがるだけ飲ませてあげましょう。

今回は3つメニューを紹介しますね。全て離乳食初期から食べられるメニューで離乳食初期に合わせて記載しています。お子さんの月齢に合わせて量や食材の大きさを変えてください。下痢の時は、消化しやすいように裏ごししたり、普段よりも小さく刻んでもいいですね。

下痢のときに避けたい食べ物

乳製品や果物、肉類など脂肪の多いもの、冷たいもの、糖分の多い菓子類

赤ちゃんの消化によい食べ物

おかゆ、りんご、バナナなど

少しの水分を、何回かに分けて飲ませるのもポイント

赤ちゃんが下痢のときの離乳食レシピ

・野菜がゆ

<材料>

  • 米 10g
  • にんじん 10g
  • 玉ねぎ 10g
  • 昆布だし100ml

<作り方>

  • ・にんじんと玉ねぎは煮やすい大きさに切る
  1. 鍋に材料をすべて入れて炊く
  2. にんじんと玉ねぎが煮えたら取り出して裏ごしする
  3. 2を鍋に戻して一緒に炊く

・豆腐とにんじん煮

<材料>

  • 豆腐 20g
  • にんじん 10g
  • 昆布だし200ml

<作り方>

  1. 昆布だしでにんじんを煮る
  2. にんじんが軟らかくなったら豆腐も入れて煮る
  3. 裏ごしする

 

・煮りんごバナナ

<材料>

  • りんご 10g
  • バナナ 10g

<作り方>

  • ・りんごは皮をむいてすりおろす
  • ・バナナは裏ごしする
  1. 30mlのお湯にりんごとバナナを入れて煮る

 

離乳食のとき、赤ちゃんが下痢をしているかどうかの見分け方は?

下痢なのか、少しお腹が緩いだけなのかを判断するのは難しいですよね。私が実際の保育の現場で判断しているポイントをお伝えしておきます。

下痢かどうかの判断ポイント

  • ・1日にくり返し出る水っぽい便をする
  • ・食べた後、飲んだ後に毎回水っぽい便をする
  • ・便のにおいが酸っぱいにおいがする
  • ・機嫌が悪い
  • ・食欲がいつもよりない
  • ・下痢のほかに発熱もある
  • ・嘔吐がある

いつもと明らかに様子が違うということ。このような場合は小児科を受診した方がいいかも、と保護者さんに助言しています。もちろん、上記の様子までひどくなくても、心配な場合は受診してもいいと思います。

離乳食を食べて下痢をした!アレルギーの場合もある?

「即時型」または「遅延型」食物アレルギーの場合も

離乳食を食べたことで下痢をしたときは、アレルギーの場合もあります。アレルギーには、食べ物を食べた1時間以内で症状が出る「即時型」と数時間たってから症状が出る「遅延型」があります。何か特定の食べ物を食べた後に下痢になる場合は、医師に相談してみましょう。

またアレルギーではありませんが牛乳に含まれる乳糖を消化できず「乳糖不耐症」により下痢になる場合もあります。

離乳食食べ過ぎて下痢をすることも?量に関する注意点は?

最初にもお話したように、赤ちゃんの消化機能は未発達です。食べすぎると下痢や嘔吐をしてしまうことがあります。よく食べていることが原因かな?と思ったら離乳食の量やメニュー、食べさせ方を見直してみましょう。

・離乳食の量の見直し

各時期の目安量を大幅に超えていないか?を見てみましょう。一度目安量に合わせてみて、赤ちゃんが足りなさそうにしていれば量を増やすなどしてみましょう。

・メニューの見直し

油っこいもの、繊維の多いものなど消化しにくい食べ物を多く食べていませんか?消化の良いメニューを心がけてみましょう。

・食べさせ方の見直し

次々に離乳食を口に運んでいませんか? 次のひとさじを口の前にスタンバイさせていると、赤ちゃんが食べ物を丸呑みして、次々食べる傾向があります。赤ちゃんがモグモグ、カミカミしてゴックンと飲み込んでから、次のひとさじを口に運んであげましょう。

下痢をしている時は、おしりも荒れがちになります。洗い流して、おしりをよく乾かして、おしりが赤くなるのを予防することも大切です。下痢は数日続くことが多く、なかなか治りにくいです。医師と相談しながら離乳食を進めてくださいね。

 

文/中田 馨(なかた かおり)

一般社団法人 離乳食インストラクター協会代表理事。中田家庭保育所施設長。現在13歳の息子の離乳食につまづき、離乳食を学び始める。「赤ちゃんもママも50点を目標」をモットーに、20年の保育士としての経験を生かしながら赤ちゃんとママに寄り添う、和食を大切にした「和の離乳食」を伝えている。保育、講演、執筆などの分野で活動中。自身が開催する離乳食インストラクター協会2級・1級・養成講座はこれまで2500人が受講。

離乳食インストラクター協会HP 

中田馨の和の離乳食レシピブログ

 

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