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ママに人気の管理栄養士発 子どもの脳を育てるごはん7 おやつは子どもにとって「4番目の食事」です!

好評連載「子どもの脳を育てるごはん」第7回はおやつは子どもにとって「4番目の食事」です。

 

子どものおやつは成長期の栄養を補う役割があります

一般的に、子どものおやつというと、チョコレートやクッキー、ポテトチップ などのお菓子などを思い浮かべる方が多いかと思います。大人にとっては、家事や仕事の合間の、ちょっとひと息いれるための「お楽しみ」というところです が、子どもにとってのおやつは、意味合いが違います。

子どものおやつは一日3回の食事では補えない栄養を補うためのもの。

なぜかと言えば、子どもは、大人よりも体はずっと小さいですが、これから筋肉や、血液、骨、歯をつくり様々な器官をつくっていかなくてはならないため、多くの栄養を必要としています。また、エネルギーも大人以上に消費しています。

必要な栄養素を比べてみると、タンパク質やカルシウム、鉄分など、成長に必要な栄養素もエネルギーも、体重1㎏あたり、大人のおよそ2倍必要なのです。

大人以上に多くの栄養が必要であるにもかかわらず、子どもの消化器官は小さくて機能もあまり発達していないため、一度に大量の食べ物をとっても消化機能が追いつかずに負担になってしまい、吸収もうまくいきません。

そこで、重要になってくるのがおやつです。
成長に必要な栄養素が摂れるものにしたいですね。

おやつでもタンパク質やカルシウム、DHAを摂取しましょう

おやつで是非とりたい栄養素は、やはりタンパク質です。タンパク質は体や脳をつくる大切な栄養素でありながら、3食の食事ではとりきれないことが多いのです。
タンパク質が取れるおやつにはどのようなものがあるでしょうか。

卵や乳製品、魚肉ソーセージを上手に使うとタンパク質豊富なおやつになります。
市販品を活用してほんのひと手間加えて、優秀な「育脳おやつ」ができます。

「毎日手づくりおやつなんて、絶対無理!」という声が聞こえてきそうですが、もちろん毎日でなくたっていいんです。
市販のものでわたしがおすすめしたいのは、和菓子です。例えば、豆大福には、あんこにはミネラル分や食物繊維が豊富ですし、豆は記憶力をアップするレシチンが含まれています。

また、ドラッグストアなどで販売されている「赤ちゃん向け・幼児向け」のおせんべいやビスケットは、添加物の規制も厚生労働省が設けている基準をクリアしていて、栄養価もしっかりとしたものしか認められていないので安心です。

また、市販のおやつで栄養素が足りないと思う時は、飲み物を牛乳にするだけでもいいですし、タンパク質・カルシウムの豊富なヨーグルトやを是非プラスしてください。

旬の果物を一つ添えるだけでも、不足しがちなビタミンや食物繊維がしっかりとれます。

タンパク質がしっかり取れるおやつをご紹介します。

 

冷やしみたらし団子

赤ちゃんと楽しむ和スイーツ
赤ちゃんも大好きなしょうゆベースの甘辛たれ。
牛乳を加えた団子からは、タンパク質もとれます。

〈 材料 〉大人2人分+赤ちゃん1人分
白玉粉…100g ※粒を両手のひらですりサラサラにする
牛乳…100㎖
A
水…50㎖
砂糖…大さじ2
しょうゆ…小さじ2
片栗粉…小さじ1

〈 作り方 〉
1.ボウルに白玉粉、牛乳を入れて耳たぶ程度の硬さになるまで練る。
※生地の硬さは牛乳と白玉粉(分量外)を混ぜて、調節してください。
2.1を棒状にし、15等分にして丸める。
3.鍋に湯を沸かし、2をゆで、浮いてきたら1~2分後に取り出して冷水にさらす。
4.別の鍋にAを入れ、とろみがつくまで中火で底を混ぜながら加熱し、たれを作る。赤ちゃん用に小さじ1を取り分け、小さじ2の水(分量外)を加えてうすめる。
5.赤ちゃん用に3を2個取り分けて器に盛り、4をかける。大人用は別のボウルに残りの3と4を入れてからめ、器に盛る。

※赤ちゃん用は食べやすい大きさにしてから与えましょう。

【memo】
白玉団子は12か月頃からOK。硬さは牛乳の量で調整。赤ちゃんの耳たぶのやわらかさに。

 

カルピスのもちもちコーンブレッド

豆腐入りの生地が新食感!
ホットケーキミックスで気軽に手作りパン!
これひとつで栄養バランスのとれたおやつに

〈 材料 〉4人分
ホットケーキミックス…200g
絹ごし豆腐…130g
カルピス…70㎖
粒コーン(缶)…50g
ブロッコリー…2房(30g)
※ゆでてみじん切りにしペーパーでしぼる

〈 作り方 〉
1.ボウルにホットケーキミックスを入れて豆腐、カルピスを加え、生地が滑らかになるまで泡だて器で混ぜて、コーンとブロッコリーをヘラでさっくり混ぜる。
2.深めのバット(21㎝×13㎝×高さ4㎝くらい)にクッキングシートを敷き、1を流して190℃のオーブンで25~30分焼く。

【memo】
豆腐からタンパク質、コーンやブロッコリーからはビタミン・ミネラルがとれます。

ママに人気の管理栄養士に聞いた!シリーズ過去記事はこちら!
 第1回 「子どもの脳をきちんと育てるごはんにはルールがあります。」
第2回 「子どもの脳を育てるごはん2 もっと気軽に魚を取り入れよう!」
第3回 「子どもの脳を育てるごはん3 脳にいい油を意識しよう」
第4回 「子どもの脳を育てるごはん4 脳の働きのカギを握るタンパク質のお話」
第5回 「子どもの脳を育てるごはん5 脳によい「朝ごはん」3つのルール」
第6回 「子どもと一緒に料理をすることは「育脳」に最適なトレーニング」

小山浩子(こやま・ひろこ)

管理栄養士・料理家。大手食品メーカーを経て、2003年に独立。料理教室の講師やコーディネート、メニュー開発、栄養コラム執筆など幅広く活動。育脳から認知症予防まで、あらゆる視点で食のアドバイスを行っている。これまで指導した生徒は5万人以上に及ぶ。『目からウロコのおいしい減塩乳和食』(主婦の友社)で、2014年グルマン世界料理本大賞イノベイティブ部門で世 界第2位を受賞。子どもの脳は「朝ごはん」で決まる!』『「健康おやつ」で子どもに免疫力を育む!』(小学館)など著書多数。公式HP

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