もっと深掘り!アルテミア飼育のQ&A

『小学8年生』8・9月号の付録でアルテミアを育てはじめた読者のみなさんに、飼育で気になりそうなことをQ&A形式でまとめてみました。

■水について

■飼育場所について

■卵について

■えさについて

■水槽の替え方と使い方

■水の手入れと取り替え方

■飼育そのほか

水について

●飼育に使う水は水道水で大丈夫?

「海水のもと」は「水道水」と混ぜることを前提としています。(その後「カルキ抜き」をしてから使用します)ミネラルウォーターは成分上適さないため、使用しないでください。「海水のもと」をペットボトルに入れるときは、口からこぼれないように、ゆっくり入れてください。

●「カルキ抜き」は、どうやるの?

水道水に含まれている残留塩素を除去するために行います。水道水を口の広い容器に入れて、ベランダや窓際など、日当たりの良い場所に1~2日置いてください。天気が悪かったり、寒い季節は、汲み置きの時間を長くしてください。

●作った海水があまったら?

ペットボトルなどに入れて、室内で保管しましょう。誤って飲んだりすることのないよう「海水」と印をつけてください。海水は、大きくなってきたアルテミアを付録より大きな水槽に移す時にお使いください。なお、付録の水槽の水が減ってきたら、水道水からカルキ抜きをした水を足してください。

●作った海水がなくなったら?

ペットショップやホームセンターなどの熱帯魚コーナーで「海水のもと(人工海水)」をお買い求めください。ネットショップでも多数販売されています。商品ごとの使用量を確認して作りましょう。(市販の「海水のもと」には、カルキ抜きが不要の商品もあります)

「海水のもと」を入手できない場合は、天然塩(粗塩)で代用することもできます。その際の分量の目安は、水道水500mlに対して大さじ1と1/3程度(21g)です。

天然の海水は、雑菌やプランクトンなどが含まれていることがあるので、使用しないでください。

飼育場所について

●外で育てても大丈夫?

夏の直射日光に当たると水温が高くなってしまうため、おやめください。水槽は室内の明るい場所に置いてください。ずっと暗いところに置いておくと、成長しづらいといわれていますが、人間の生活に合わせて消灯する程度なら問題なく成長します。

●暑さにはどれぐらい耐えられるの?

急激な温度変化には弱い生き物です。夏場は水槽を置いた場所が暑くなりすぎないように気をつけてください。水槽の水温が30度をこえると卵が孵化しづらく、孵化したあとのアルテミアも育ちにくくなります。人間が過ごしやすい室温であれば、あまり細かく管理する必要はありません。

卵について

●なぜ卵は少しだけ入れた方がよいの?

たくさん入れて、一度に多くのアルテミアが生まれると、水の中の酸素が不足して死んでしまいます。付録の水槽で育てるときは、卵を入れすぎないよう注意してください。誤ってたくさん入れてしまった場合は、別の容器を用意し、分けて育てましょう。

●いつ頃まで袋のままで保存できるの?

乾燥したアルテミアの卵は20年以上生き続けられるといわれていますが、あくまでも自然環境下での話です。海水につけない限りは眠ったままです。

●あまっている卵はどうすればいい?

袋の口をセロハンテープなどで留めておくか、口の閉じられる小袋に移してください。

えさについて

●えさは何日おきにあげたらいいの?

3日に1回ぐらいで十分です。たくさん入れると水がにごってしまうので、付録の水槽の場合はえさ同様、つまようじの先につける程度でかまいません。大きい水槽に移して、アルテミアが大きくなってきたら、一度にあげるえさも増やしてください。

●付録のえさ(きなこ)がなくなったら何をあげればいいの?

市販のきなこ(砂糖が含まれないもの)や、金魚のえさをすりつぶしたものをあげてください。アルテミアはとても小さな生き物なので、粒が細かくないと食べられません。

●えさをあげすぎたり忘れてしまったらどうすればいい?

あげすぎた場合は4~5日ぐらい間隔をあけてから、えさをあげるようにしましょう。海水のもとにも栄養分が含まれているので、5日程度はあげなくても問題ありません。

水槽の替え方と使い方

●水槽を替えるタイミングは?

アルテミアの数にもよりますが、体長5mmぐらいまで育ち、付録の水槽が狭そうに見えたら大きな水槽に移し替えてください。

●観察実験などで、環境や飼育方法別に水槽をわけるには?

卵が孵化するところから、5mmくらいに成長するまでなら透明のプラスチックコップなどでも飼育ができます。コップにビニールテープなどで、飼育条件を書いて貼っておくと研究しやすくて便利です。

水の手入れと取り替え方

●水が汚れてきたらどうすればいい?

水槽の水面や底に白いまくのようなもの(カビ)が発生したり、ほこりが浮いていたら、ティッシュペーパーや綿棒で取り除いてください。そのままにしておくとアルテミアの成長の妨げになります。

●水の替え方は?

①飼育している水槽の水とアルテミアを一時的に、ボウルなどの口の広い容器に移します。
②水槽を洗剤を使わずに水洗いしておき、残りの、もしくは新しく作った海水を入れてください。
③一時置きした容器から、スプーンなどでアルテミアをすくって水槽にもどします。
④汚れた水はティッシュなどでこして、排水溝に流してください。

●アルテミアのすくいかたのコツは?

スプーンですくおうとすると、水といっしょにアルテミアがこぼれてしまうことがあります。そこで、わりばしに針金を巻きつけて、排水ネットなどの目の細かい網や布をかぶせたものを作ると便利です(写真参照)。

ネットを水が通り抜けてアルテミアだけを簡単にすくえます。すくったらすぐに水にうつしてあげましょう。

●小さいアルテミアをすくいきれない場合は?

そんなときは目に見えるアルテミアだけをすくって、しばらくは元の容器に新しい水を少し足して、残りのアルテミアの飼育を続けてください。成長して大きくなったら、水槽にうつしましょう。

●小さなアルテミアが残っているかどうか確認するには?

小さいアルテミアは肉眼では見つけづらいものです。生まれたばかりのアルテミアは光に集まる習性があるので、この習性を活かして、水槽に懐中電灯かスマートフォンのライトの光を当ててみましょう。小さなアルテミアが光に向かってすぐに集まってきます。これは卵から生まれたときの確認にも使えます。

飼育そのほか

●水槽の底にアルテミアが沈んでいるけど大丈夫?

まずはよく観察してください。卵をもったアルテミアが小刻みに動いていたら出産している場合があります。虫眼鏡やカメラのズーム機能を使って、まわりにとても小さなアルテミアが見えたらそれは赤ちゃんです。不思議なことに、環境によって卵のまま産むこともあれば、体内で生まれて赤ちゃんとして出てくることもあるのです。

●赤ちゃんが生まれたらどうすればいい?

これまでと変わらずに同じ水槽で飼育を続けてください。赤ちゃん用にえさなどを用意する必要はありません。ただし、水を替えるときには注意が必要です。

●どれぐらい生きるの?

アルテミアの寿命は2~3ヶ月と言われていますが、様々な条件や環境によって個体差はあります。実際にそこまで育てるのはなかなか難しいものです。お子様とご家族で無理なくできる範囲で、飼育してください。

●アルテミアが死んでしまったら?

アルテミアが小さいうちに死んでしまった場合、一部であればそのままにしておいてもかまいません。水槽の中ですべて死んでしまった場合は、キッチンペーパー(ティッシュでも可)など厚めの紙で水槽の水をこしてから包んでお別れしてください。
成体になってから死んでしまったアルテミアは、底に沈むこともあれば、水面に浮いていることもあります。体が黒くなって触角や足が広がっていたら、残念ながら死んでしまっています。すくってティッシュペーパーなどで包んでお別れしましょう。

 

 

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