予想以上の大反響です! 2月15日に第1号を発売した小学館の学習雑誌『小学8年生』。
「学年にとらわれない」という新発想のもと、小学2~6年生のためにつくられました。
ところで、この『小学8年生』というタイトル、なぜ「8」なのかはもうご存じですか?
「え!? まだ知らない」という方のために、あらためてご説明したいと思います。
■デジタルの「8」だからこそ、2~6年生すべてを表現できる
まず、『小学8年生』のタイトルロゴの「8」にご注目ください。時計や電卓などに使われているデジタル数字です。
次に、こちらの『小学0年生』から『小学9年生』のロゴをご覧ください(実際に存在するのは、もちろん『小学8年生』だけです)。
デジタルにすると、0~9のすべての数字は「8」のシルエットに重なることがおわかりでしょうか。つまり、デジタルの「8」だからこそ、0~9のどんな数字にも変身できる。ということは、2、3、4、5、6のどれにもなれるから、「8」を当てはめることで『小学8年生』が2~6年生すべてにふさわしいことが表現できたのです。
ひと手間かけたいお子さんは、『小学8年生』の表紙タイトルに自分の学年の数字を塗れば、オリジナルの『小学8年生』の完成です(そこは、アナログなのです)。
■考案当初に浮かんだ「∞年生」がきっかけ
そもそも、なぜ「8」という数字を思いついたのか。それを知っている人は多くありません。じつは、タイトルを練っていたときに飛び出したのが、無限大を表す記号「∞」を入れた『小学∞年生』という案でした。
でも、「∞」をどう読んでもらおうか? 編集部で話し合った末、人気アイドル「関ジャニ∞」も「エイト」だから「小学エイト年生」じゃない? 「エイト」だったら、いっそのこと、「8」にしちゃって、デジタルの「8」なら2~6のすべての数字に変身できる→全学年カバーできるよね!
…という発見につながったのです。
■タイトルへの、もうひとつの熱い思い
『小学8年生』というタイトルには、もうひとつこだわりがあります。それは、90年以上にわたって『小学○年生』を世に送りつづけてきたことへの思いです。
90年以上の歴史を持つ『小学○年生』という名称への強いこだわりがあり、そこに、デジタルの「8」の考えが浮上したことで、休刊した『小学二年生』~『小学六年生』の歴史、魂を受け継いだ『小学8年生』が誕生したのです。
そう、『小学8年生』には、子どもたちを楽しませてきた小学館の学習雑誌の歴史を受け継いでいるという矜持も込められているのです。
すべての2~6年生のために、学習雑誌の誇りをもって名づけられた『小学8年生』。これからもっともっと、楽しい学びを子どもたちにお届けしていきます。
ちなみに「8」は「1」に変身することもできますが、1年生のみなさんは1年生専用の『小学一年生』をどうぞ。
(ライター/菅原裕佳子)
『小学8年生』待望の第2号は4月27日(木)ごろ発売! おたのしみに。