チャンネル登録者数39万人以上、チャンネル総再生回数は7億回超!
同年代の子どもたちに絶大な人気を誇る「がっちゃんねる★TheGacchannel」で、お気に入りのプラレール・トミカ、電車、知育菓子などの動画を公開しているがっちゃんは、今や有名子どもユーチューバー。
その「がっちゃんねる」を、がっちゃんと共に運営されているご両親にお話をうかがいました。
■名前や誕生日などは公開しないよう注意しながら
がっちゃんが3歳のころからスタートした「がっちゃんねる」。
がっちゃんのやる気を見逃さず、「まずは始めてみよう!」と、動画公開を始めることに。ご両親の気負いないチャレンジ精神が、がっちゃんの夢を実現することになります。
ママ 当時、がっちゃんがジェットダイスケさんという方のYouTubeチャンネルが好きでよく一緒に観ていたんですが、ある日突然「僕もYouTubeに出たい」と言い出したんです。テレビを観て「僕もテレビに出たい」と言うのと同じような感覚だったんだと思います。
※編集部注:ジェットダイスケさんは、YouTubeで電子機器や玩具などの製品レビューをしている有名なユーチューバーです。
ちょうど私たち夫婦はウェブや動画制作に携わる仕事をしていたので夫が「じゃあやってみようか」と、がっちゃんとふたりで盛り上がって。
でも私は最初、子どもの動画を公開することは不安でした。そこで動画を作る夫には「がっちゃんの名前や誕生日など細かい情報は公開しないように」ということだけお願いしました。
パパ 最初はジェットダイスケさんの動画を参考に作りました。たとえば、お菓子売り場でがっちゃんがYouTubeでやってみたいものを買って帰り、動画を作ってみるという感じで始めたんです。
ママ ふたりが盛り上がると、お菓子もシリーズものだと、それを全部買って紹介したくなっちゃうみたいなんです。でも、うちではスーパーでお菓子を買うときはひとつだけ、というルール。
それを変える必要はないと思っています。YouTubeをしているから特別、という感覚はなるべく持たせないように、というのは、YouTubeを始めてから気を付けている点です。
■悲しい記録はいらないから、泣いている動画はなし
パパ スタート当初は、がっちゃんが3歳でしたし、あまり決め事はせずに本人のやる気優先で進めていました。今もその点は同じで、撮影したいときに撮影して、気が乗ってないな、というときは撮影をやめることもあります。だから自然に楽しそうな場面が映し出されているのかもしれません。
ママ 泣いている動画が人気だとも言われていて、実際再生回数が伸びている動画もあるらしいんですが、うちは泣いている動画はなしです。なぜかというと、がっちゃんが大きくなってから見たとき、悲しい記録は残っていなくていいかな、と思っているので。
パパ うちは動画紹介のサムネイル(動画一覧などに表示される画像)も含めて笑顔が多いんです。
■YouTube出演で、父子の距離が縮まった
ママ 家族で楽しみながら動画を作っていくうち、特に父子の距離もグッと縮まりました。
それまでは仕事で平日家にいない夫は、子どもとどう接してよいかわからなかったりして、コミュニケーションが少なかったんです。でもYouTubeという一緒に取り組めるひとつの目標ができ、父子ふたりの時間が増えました。
基本的になんでも「お母さんお母さん」であることは変わらないですが(笑)、父子で出かけることも少しずつ増えましたし、私も少し子育てが楽になった気がします。
がっちゃんの一言から始まった「がっちゃんねる」ですが、これをきっかけに家族の絆も深まったと思うんです。
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