入学式を終えてホッとしたのもつかの間、やってくるのが「PTA役員」を決める保護者会です。
「1年生でやらなくても…」と思っていませんか? 役員は大変、と思われがちですが、いいこともあるんですよ。
ここではPTAの専門委員(役員)の例をあげて活動内容を解説するとともに、知られざるメリットもご紹介します。学校や地域によって名称は異なりますが、活動の一例として参考にしてみてくださいね。
■役員と会員のパイプ役「学級代表委員」
クラスから1~2名選出され、クラスの代表としてPTA運営に関わります。
PTA総会や運営委員会に出席して議案を検討するほか、学年ごとの活動の企画・運営や保護者会などの取りまとめも。
学校に行く機会が増えるので、こっそり子どもの様子を見られるのが何よりのメリットです。
■学校やPTAの活動を伝える「広報委員」
入学式や運動会、展覧会などの学校行事などを取材。学校の広報誌を編集し、発行します。
学校によっては、掲示物やPTAのホームページを作成して情報発信することもあります。
運動会でカメラマンを担当すれば、わが子をベストポジションで撮影できるのがうれしい“特典”です。
■イベントを企画・運営する「教養委員」
子どもや保護者のための文化行事を担当します。
夏休みのラジオ体操や、給食センターの見学・試食会など、地域学習の活動を企画したり、展覧会など学校の文化行事を手伝ったり。イベント好きな人や、アイデアを出すのが得意な人にぴったりです。
みんなが喜んでくれることが、達成感につながります。
いかがでしたか? ほかにもいろいろな委員がありますが、多くの学校では、6年間で1~2回は役員を受けるように決められています。また、ママやパパが学校に積極的に関わると、子どもがいちばん喜ぶのです。子育てや仕事の都合も考えながら、自分にあった役割に就けるといいですね。
小学館の学習雑誌『小学一年生』の保護者向け別冊『HugKum』5月号では、「元PTA会長に聞きました!PTAって何?」を特集しています。
実際にPTA会長を経験した先輩ママが登場し、PTA組織について丁寧に解説。また、本部役員や専門委員の決め方など、さまざまな疑問にもお答えします。
先輩ママたちの体験談もたっぷり収録。あなたの持っている役員のイメージが、ちょっと変わるかもしれませんよ。
(ライター/菅原裕佳子)
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