5月号付録「ピアノペンケース」が、巷のテクノ・ミュージシャンの間で、ちょっとしたブームになっているのをご存知ですか?
かく言う編集部でも、つい最近まで半信半疑だったのですが、この動画を観れば合点がいきました! ピアノペンケースを持っている人も持ってない人も、絶対観てほしい動画です。カッコ良すぎます!
Gott des Windes ( Ver.) / BakaOscillator.
キュートな付録が、こんなクールなアイテムになっているなんて、驚きですよね!!
■改造の様子を公開!
この動画を作ったのは、BakaOscillator (バカオシレーター)さん。電池駆動の小型電子楽器を使用し、テクノから童謡、果ては演歌を演奏したり、と多種多様な活動を行っている方です。
編集部ではさっそくアプローチして、どのように改造されたのかをうかがいました。特別に、ここで紹介します!
※BakaOscillatorさんは、専門の知識・技術を持って改造しています。編集部は、付録の改造を推奨しておりません。
こちらが、使った材料です。「可変抵抗 10KΩ Aカーブ」「3.5ミリイヤホンジャック」「ツマミ」です。
可変抵抗は音の大きさを調整するために使用するものです。ジャックはスイッチ付きでプラグを差し込むとスピーカーからイヤホンに切り替わるタイプです。
ツマミは、なんとなくかっこいい感じの物を選んだそうですよ。
スピーカーを外し、本体基盤 → 可変抵抗→ジャック →スピーカー の順番でハンダ付けをします。
このような感じで本体に収めているそうです。
ジャックやボリュームを取り付ける穴を開けます。
ケーブルの挟み込みに注意しながら、各部品を取り付けます。ここが、一番大事なところだそうです。
演奏中にすべらないように、裏側には、ゴムをつけました。
完成!
裏側にイヤホンジャックが取り付けられています。これによって、録音もできるのです!
セットされている「Nintendo DS」は伴奏のために使われているそうです。
まさに匠の技!という感じですね!
こうして完成した「BakaOscillator版・ピアノペンケース」で演奏されたのが、上の動画です。この過程を知って動画を改めて観てみると、また違った感動がありますよ。
■子どもたちに、いろんな音楽をマネして楽しんでほしい
ピアノペンケースの改造はもちろん、曲も自ら作られたものだそうです。
「昔作った曲ですが、バージョンとして、今回ピアノペンケース用にメロディを新規で作りました。邦題は”風神”といいます」とのことです。
ピアノペンケースを手にした子どもたちに、どのような”演奏体験”を味わってほしいと思いますか? とBakaOscillatorさんに質問してみたところ、以下のような答えが返ってきました。
「私が子どもの頃、家にオルガンがありました。テレビやラジオ、レコードやファミコンなどから聴こえてくる音楽で『あ、これいいな』と思ったものは、片っ端からそのオルガンでマネしていました。
それを練習して友達に聴かせてウケると、『次はもっとウケるものを』とヤル気になるんですよね。これは大人になった今でも変わりませんね。
このピアノペンケースを手にした子どもたちも、いっぱいいろんな音楽を聴いて、それをマネしてみて楽しんでほしいなと思います」
「ピアノペンケース」は、子どもたちはもちろん、音楽を愛する大人たちも楽しんでもらえているんですね! 是非、みなさんに、いろいろな楽しみ方を見出してもらえると嬉しいです。
ピアノが弾けるペンケース!『小学一年生』5月号の付録も豪華です
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