1985(昭和60)年~1993(平成5年):バブル景気のなか、昭和から平成へ

1980年代後半、日本はかつてない消費の時代「バブル期」に突入しました。任天堂のファミリーコンピューターは爆発的なヒットを記録。世界に誇る日本のゲーム文化の礎となりました。また、「ビックリマンチョコ」の流行は社会現象にもなったほどです。

こうしてテレビとは違ったところで生まれた新たなキャラクターが、子どもたちの心をつかんだ時代でもありました。

1986年1987年1988年1990年1993年

 

1986(昭和61)年 4月号
「オバケのQ太郎」が表紙に復活

「ドラえもん」以来のアニメブームに乗って、この年から「オバケのQ太郎」は三度目のアニメ化がなされました。再び「オバケのQ太郎」が表紙に載せられています。学習雑誌では過去の作品を再収録する形で掲載されています。

世の中のできごと

●スペースシャトル・チャレンジャー号爆発事故。

●男女雇用機会均等法施行。

●チェルノブイリ原子力発電所事故が起こる。

●中森明菜「DESIRE -情熱-」、石川さゆり「天城越え」などが大ヒット。

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1987(昭和62)年 4月号
ファミコン人気で「スーパーマリオ」が表紙にも

2年前に発売されたファミリーコンピュータのソフトで人気のあった「スーパーマリオ」のキャラクターが表紙に載っています。

世の中のできごと

●広島・衣笠選手が連続出場2131試合の世界新記録を樹立。

●マイケル・ジャクソン来日。

●鈴鹿サーキットでF1日本グランプリが初開催 。

●大韓航空機爆破事件発生。

●携帯電話サービス開始。

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1988(昭和63)年 4月号
社会現象にもなった「ビックリマン」が登場

前年から平成元年にかけてテレビで放送された「ビックリマン」は、学習雑誌でも漫画が連載され、大人気となっていました。

当時チョコのおまけとしてシールが人気だった「ビックリマン」は、学習雑誌でも記事や漫画が連載されていました。

世の中のできごと

●ソ連でペレストロイカ開始。

●青函トンネル開通。

●東京ドームが完成。

●瀬戸大橋開通。

●栄養ドリンク「リゲイン」発売。「24時間戦えますか」のキャッチコピーで話題に。

●光GENJI「ガラスの十代」「パラダイス銀河」などが大ヒット。

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1990(平成2)年 4月号
「それいけ!アンパンマン」も新キャラに仲間入り

「それいけ!アンパンマン」が2年前から連載されるようになりました。学習雑誌においてはとくに低学年誌および、幼年誌に取り上げられました。

世の中のできごと

●ポール・マッカートニーが初来日。

●横綱・千代の富士史上初の通算1000勝を達成。

●西ドイツと東ドイツが再び統一される。

● F1日本グランプリで鈴木亜久里が日本人初の3位入賞。

●渡辺美里「サマータイム ブルース」が大ヒット。

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1993(平成5)年 2月号
バレンタインデーが子どもにも定着、付録に

マリオやヨッシーなどのゲームのキャラクターがメインの付録に登場することが多くなりました。

またバレンタインデーの付録がついており、子どもの世界にチョコをあげることが定着しているのがわかります。

世の中のできごと

●スキーの荻原健司、FISワールドカップで優勝し、日本人初の個人総合優勝をとげる。

●Jリーグ開幕。

●福岡ドームが完成。

皇太子徳仁親王、小和田雅子ご成婚。(←2019年5月1日に天皇に即位されることをふまえ、呼び方について、あるいは記載するしないなどご検討いただけますでしょうか?)

●レインボーブリッジ開通。

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バブル期の『小学一年生』の表紙は、人々の高揚感を映すかのように、さまざまなキャラクターがひしめき合い、鮮やかなデザインで表現されています。

また、80年代後半以降は付録やキャラクター以外にも、具体的な企画内容が示されています。表紙の情報量が増えたことで、読者はこれまで以上に『小学一年生』を選びやすくなったといえます。

 

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