1978年から十数年にわたり放送された「ピッカピカの一年生」のCMシリーズをご存じですか?
日本全国津々浦々の新一年生が登場し、当時、大きな話題を呼びました。小学館の学習雑誌『小学一年生』の目印(耳印?)ともいえる「ピッカピカの一年生」。
このフレーズが、ランキングの総合サイト「gooランキング」が「昭和の日」にちなんで発表した「秀逸すぎた昭和の懐かしCMフレーズ」で、なんと第1位に選ばれました!
■広告の黄金時代に生まれた「ピッカピカの一年生」
「ピッカピカの一年生」CMシリーズが流れていた1970年代から80年代は、広告の黄金時代と呼ばれていました。
ちなみに、このランキングの2位は「亭主元気で留守がいい」(タンスにゴン)、3位は「私はコレで会社を辞めました」(禁煙パイポ)だそうです。さらに8位「おせちもいいけどカレーもね」(ハウス食品)、15位「芸術はバクハツだ」(マクセル)などもランクイン。
「全部知ってる!」という方も、多いかもしれませんね。
とにかく昭和のCMは、名フレーズの宝庫。そんななか、多くの人たちにとって「ピッカピカの一年生」が懐かしい記憶のひとつになっている、ということは、ほんとうにうれしいことです。
■平成版「ピッカピカの一年生」にも、ご注目
現在の『小学一年生』のCMは、全国の新一年生ではなく、『小学一年生』モデルのみんなが登場してくれています。
お気づきでしょうか?
初めてのオンエアから40年近くたったいまでも「ピッカピカの一年生」は、アレンジを変えて引き継がれているのです。
無数のフレーズが生まれては消えていくCMの世界で、これほどの“長寿フレーズ”は、なかなかないのでは? と、ちょっと誇らしい気持ちでいます。
■1925年に創刊し、91周年を迎えた『小学一年生』
CM開始から、さかのぼること50年以上。1925年(大正14年)、学習雑誌の先駆けとして『小学一年生』は誕生しました。
当時の誌名は『セウガク一年生』。1940年(昭和15年)まで使われていたタイトルです。
そして今年は、創刊から91周年。常に、その時代時代の日本中の小学1年生の学びと遊びを応援してきた歴史です。1年1年、1ページ1ページ(もちろん付録も!)、すみずみまで妥協なくお届けしていきます。
次は、100周年へ向けて、ますます「ピッカピカ」を目指す『小学一年生』の進化に、ご期待ください。
(ライター/菅原裕佳子)
参考:gooランキング 「秀逸すぎた昭和の懐かしCMフレーズランキング」
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