自分の好きな物に、好きなねだんを付けて売ることができるフリマアプリ「メルカリ」。
キッズ記者の叶大(かなた)くん(小学1年生)が、自分で作ったアクセサリーを「メルカリ」に出品して、ビジネス体験に挑戦してみました。叶大くん作成のレポートをおとどけします!
どんな結果が待っているかな?
名付けて「海のゴミをリサイクル」作戦!
きっかけは、漁師さんの言葉
まずメルカリで、自分の使わないおもちゃを売ってみました。でも、売るおもちゃがなくなり 、「次は何を売ろうかな?」と考えました。
そんな時に出会った香川県の手島の漁師さんに「シーグラスが高く売れる」と聞い て、すぐにシーグラスを探し始めました。
シーグラスって何?
シーグラスは、海に落ちたびんなどのガラスのかけらが、波や岩に時間をかけてけずられ、丸みをおびた物のことです。
目標のねだんはいくら?
さっそくシーグラスを手に入れて、売ることに決めました。3000円で出品して、でも値下げをたのまれたりして、2500円くらいに落ち着くのかなあ…。
高く売れるのはどんな商品?
少しでも高く売るにはどうしたらいいのだろう? じっさいに高いねだんで売れたのはどんなシーグラスか、メルカリを調べてみました。
ほかとはちがうことが大切だとわかる
見せ方がきれいな物、めずらしい物、形がかわいい……なるほど、くふうが大切なことがわかります。
アクセサリー作りにちょう戦!
なかでも高く売れていたのは、金具を付けてアクセサリーにしたものでした。ぼくもこの作戦でいくことに決めました。
シーグラスを拾いに海岸へ
さっそく海岸でシーグラス集め! 友だちにも手伝ってもらいました。
ピカピカにして、価値を高める
拾い集めたシーグラスをピカピカに変身させる方法は何が一番いいのか、3つの方法をためしました。
アクセサリーにする道具をじゅんび
道具も安いほうがいいので、100円ショップで買ってきました。
いよいよメルカリに出品!
自分で作ったアクセサリーが完成、いよいよ出品! 付けたねだんは送料こみで1000円。
作ったシーグラスがかがやいて見えるように、光の当て方をくふうしてスマホで撮影しました。
メルカリにのせる文章はお母さんにお願いしました。
作戦をねり直す
ところが、なかなか買ってもらえません…。
お母さんと相談しました。出品していることをお母さんの友だちにSNSで知らせることと、おまけ(説明書)つきにすることに決めました。
買ってくれた!
よかった! 売れました!
「7さいの子ががんばって出品している」と感動した人などが買ってくれました。
売り上げ1000円のうち、メルカリにはらう出品料100円、シーグラスを送る代金200円をひいた700円が利えきになります。
元がごみでも、いろいろ考えれば売れるんだなと思いました。
叶太くんのお母さんのコメント
子どもにお金のことを学ばせるのは難しいですが、フリマアプリ「メルカリ」を活用できると思い、実際に出品してみることを叶大に提案しました。
何事も自分で考え、決めることが大切と言っているので、出品できそうなものをさがしたり、価値を見極めたりといったことは自分でやってもらいました。
値付けとか商品作りとか、遊び感覚で始められると思いますが、最後までやりとげるように見守ってあげることが大切だと思います。
「小学館キッズパーク」編集部より
今回の出品で、目を向けてもらえるような商品の選び方・出品のくふう・利えきの計算を学び、自分で一から物を作る苦労も味わったようですね。
そして何より、知らないだれかが買ってくれるよろこび、お仕事の第一歩を学べたようですね!
キッズ記者/仲宗根叶大くん:
なかそね かなた。2011年5月20日生まれ、千葉県流山市在住。
写真の右にいるのはお母さん。