独特のトークやイラストで、どんな魚のこともグッと身近にしてくれる、さかなクン。
2010年には、絶滅したと思われていたクニマスの生息確認に貢献し、現在は東京海洋大学名誉博士・客員准教授でもある、文字通りの「おさかな博士」です。
そのさかなクンに、『小学一年生』7月号の保護者向け別冊『HugKum』でインタビューをしました。一人のおさかな大好き少年が“さかなクン”になるまでの逸話を伺うことができました。
■絵をほめられると、すギョいうれしくて
さかなクンが好きになることを、お母さんがいつも応援してくれたと語っています。
「お魚好きになってからは、町いちばんの大きなお魚屋さんや、水族館にも連れて行ってもらった」そうです。
さかなクンが魚の絵を描くと、お母さんは「飛び出してきそう」などと、いつもほめてくれたそう。ほめられると、”すギョい”うれしくなり、どんどん描く。そんな好循環が、才能を開花させてくれたのですね。
■「好き」をまわりにも伝えることが大切
夢中になれるものは「“自分はこれを仕事にしよう”とか“この感動を伝えたい”って思うと、さらに広がっていく」と、さかなクン。だから、子ども自身も「好き」をまわりに伝えることが大切だそうです。
「まわりの大人も子どもの“好き”という気持ちを、応援して後押ししてあげましょう!」とも話していますよ。誰よりもパパやママが、子どものいちばんの原動力になるはずです。
小学館の学習雑誌『小学一年生』の保護者向け別冊『HugKum』では、「みんな一年生だった この達人に聞きたい」と題して、毎月さまざまな分野の達人のロングインタビューを掲載しています。
2016年7月号では、さかなクンが子どもの頃に描いたとは信じられないほど上手なトラックや魚の絵を大公開!
また、小学生から中学、高校時代のクスッと笑えるエピソード、そしてもちろん魚の魅力についてもお話いただきました。
「子どもの才能を伸ばすには?」「ひとつの道を極めさせるには?」と、日々模索するママたちへのヒントがあふれる、『HugKum』でしか読めない貴重なインタビューです。
(ライター/菅原裕佳子)