2011年度から小学5・6年生で必修となった英語(外国語活動)の授業。子どものための英会話教室や英語塾も、ひと昔前とは比較にならないほど増えましたよね。
小学館の学習雑誌『小学一年生』では「英語を小1から習うのは賛成?」という意識調査を実施しました。その結果は、英語の必要性を感じるママの気持ちがはっきり表れたものとなりました。
■「賛成」が6割以上、「反対」はなんと1割未満
調査結果は以下のとおりでした。
賛成・・・63%
どちらでもない・・・29%
反対・・・8%
なんと6割以上が「賛成」しており、その一方で「反対」はわずか8%にとどまりました。
また、「どちらでもない」が約30%と、ママにはひと言では言い表せない気持ちもあるようです。
それぞれの理由をご紹介しましょう。
■賛成派は「吸収力」を重視
圧倒的に多かったのは、「早いうちから始めると、発音もよさそう」「耳は、小さい子のほうが優れている」「小さい頃からのほうが、日本語と同じ感覚で身につくと思う」という、吸収力や順応性のある“いまが大事”という考えでした。
その根底には「これからどんどん英語が必要な社会になると思うので」という意見に示されるとおり、”わが子がグローバル化に対応できるように”という親心があるのではないでしょうか。
■反対派は「まず母国語を」
わずか8%の反対派。そのほとんどが、「小さなうちは、英語より国語!」「1年生は、ひらがな、数字など基本的なことをしっかり」という、“日本語の習得が最優先”“まずは学校の勉強を”という考え方でした。
また、「国際化とはいえ、大人になった時に英語が必要な人はどれぐらいの割合でしょうか」「海外で生活した自分の経験からいうと、実際に海外で生活すればイヤでも英語は身に付く。小1から無理に習わせておく必要はない」と、現実味あふれる声も伺うことができました。
■どちらでもない派の複雑な思い
約3割を占めた、「どちらでもない」という意見。基本的にはみなさん、「英語はいまの時代に必要」と感じているようです。
けれども、「小さい頃から英語を身近に感じて学べることはよいが、まずは基本授業が大切なのでは?」と、迷う声が少なくありませんでした。また、「日本語の読み書きができていれば、英語に進んでもよいと思う」と条件つきで賛成の方も。
さらに、「子どもがやりたい時にやり始めればいいかな、と思います」「英語だけでなく、習いごとは子どもが興味を持ったらさせるとよいと思う」という、お子さんの興味や意志を尊重する声も多数ありました。
さまざまな意見に、「こういう考え方もあるんだ」と発見があったママもいるかもしれませんね。やはり大事なことは、ママがすすめるよりも、お子さん自身の希望をしっかり聞き、英語を楽しめるかどうかを見極めることではないでしょうか。
小学館の学習雑誌『小学一年生』では、お子さんの学習と生活をしっかりサポートしています。『小学一年生』といっしょに、お子さんもママも、楽しい毎日を送ってくださいね。