1970年、小学館の『小学一年生』から『小学四年生』までの学年別学習誌や『幼稚園』『よいこ』など幼児向け雑誌で、『ドラえもん』の連載がスタートしました。
読者は、就学前の子どもたちから10歳になる4年生まで。藤子・F・不二雄先生は、子どもたちの年齢や興味に合わせて、お話を描き分けていたそうです。
その中から、幼児誌に掲載されたお話を集めた絵本まんが『はじめてのドラえもん』が刊行されました。小さい子どもたちが感覚的に楽しめるように工夫された9話が集められています。
のび太がはじめてドラえもんに出会う「ドラえもんがやってきた」。そして「ロボットえんぴつ」「ロボット足」などおなじみのひみつ道具が登場するお話や、「いま、なん時?」「歯みがきで強くなろう」など生活習慣についても学ぶことができる絵本です。
第1話の「ドラえもんがやってきた」は、読み聞かせ音声つき映像を楽しむことができます。
今とは少し違うイメージの初期のドラえもん。そして、ジャイアン、スネ夫とのび太のおなじみのやりとり。見ているとほのぼのとした気分になってきますね。
ぜひ、親子でお楽しみください!
絵本まんが
はじめてのドラえもん
著/藤子・F・不二雄
定価本体1300円+税
2019年11月26日発売・小学館刊
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