実写とアニメで描かれるヒット映画『映画 妖怪ウォッチ 空飛ぶクジラとダブル世界の大冒険だニャン!』の実写パートに登場したことでも話題となった武井咲さん。
子どもの頃のお話、お仕事のお話、そして仕事への原動力になっているという、大切な家族について聞きました。
■モデルに憧れた小学生時代
小学1年生の頃というと、母がいつもかわいい格好をさせてくれていたのを覚えています。
きれいに髪の毛を結ってくれたり。父は、たとえば「女の子はハンカチ、ティッシュを持っていないとね」というような、女の子としての礼儀やマナーを厳しく教えてくれ、今も生かされています。
躾は厳しい家庭だったかもしれませんが、私が好きなことには理解があったと思います。
小学2年生の頃、地元のお洋服屋さんで、その店の服を着た写真を投稿するコンテスト企画がありました。応募してみたところ、グランプリになって、カタログの表紙に採用されたんです。そのときはとてもうれしくて。
モデルに憧れたのもこの頃。両親も、私がこういうことが好きなんだ、とわかってくれたんですね。
12歳で国民的美少女コンテストに応募したのは、〝ノリ〟のようなもので。両親は「やりたいことなのだから挑戦したらいいじゃない」と言ってくれ、家族で「賞金もらったらこれ欲しいね」なんて話していたんです。
でもまさか受かって今こうしてお仕事しているとは、当時は想像もしていなかったです。
■中学生でモデルに抜擢
雑誌『Seventeen』のモデルになったのは中学生の頃。右も左もわからず挨拶も難しくて。最初は帰り際に「さようなら」と挨拶して笑われたり(笑)。本当は、お仕事では「お疲れさまでした」と言うべきだったんですよね。
ポージングや笑顔を作ったりなどは緊張することもありましたが、念願のモデルとして誌面に掲載されたときはとてもうれしかったです。
事務所のレッスンもがんばっていましたが苦手分野もあって。今回出演した『妖怪ウォッチ』の映画では、バレエの先生役なのですが、実はバレエなどのダンス系が大の苦手なんです。事務所での練習も極力休みたかったくらい…。でも映画では姿勢などに注意して〝できる〟風に演じてます(笑)。
お芝居の仕事は高校入学と同時に始まり、そのタイミングで父は仕事のため地元・名古屋に残りましたが、母と妹が一緒に上京してくれたんです。その時点で、2人の人生が私のせいで変わってしまったわけで。
母は撮影中、早朝でもおにぎりや温かい味噌汁を持たせてくれたりと、食事の面ではいつも心配してくれています。そんなふうに自分のために家族が協力してくれていることが、なによりも私の支えになっています。
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