小学校に入ると、ひらがなやカタカナの練習が始まります。きれいな字を書くためにも、正しい書き方、書き順で覚えておくことが大切です。多くの子どもが間違えやすいカタカナには、特に注意が必要です。
その中でも、お恥ずかしながら『小学一年生』編集部の何人かが誤ってしまった2文字があります。
『小学一年生』の編集部員は、1年生に間違いの無い知識をお届けするのが仕事です。それが、小1で習う文字を間違えていた…とあっては大変な失態。小学館の学習雑誌『小学一年生』7月号についてくる、カタカナの書き方がひとめでわかる『カタカナの練習ポスター』を校了中に発覚した大問題です!
どこかの政治家よろしく、隠蔽したいところではございますが、ここは自戒も込めて、その2文字を公開することにいたします。
【関連記事】
■40年間違え続けた「ヒ」の書き始め!
まずは「ヒ」。たった2画の簡単な字ですが、正しい書き方をご存じでしょうか?
「ヒ」の1画目は、漢数字の「一」を、少し右斜めに上げるように書きます。
ここは「左から右に」書くのが正しい書き方ですが、大人でも「右から左に」書いていることが多いようです。
また、子どもの場合は先に2画目を書いてしまうことも多いので、こちらも要注意です。
■「ヲ」はつなげて書かない!
そして、「ヒ」よりもさらに間違えやすいカタカナは「ヲ」です。
1画目は漢数字の「一」のような横線。2画目は、その下にもう一本「一」を書きます。そして3画目で、縦の線を斜め左にはらいます。
もっとも多い間違いは、一度に「フ」のように書いてしまうケース。
「フ」は1画ですが、「ヲ」は3画。しかも書き順も違います。間違った書き方のほうが簡単なのですが、ここは最初にしっかり覚えておくことが大切。
「二を書いて、ノ」といったように、子どもが覚えている文字を使い、書き順を歌のように覚える方法もオススメです。
小学館の学習雑誌『小学一年生』7月号では、カタカナの書き方がひとめでわかる『カタカナの練習ポスター』がついています。
机のそばや、リビング、トイレなど、よく見えるところに貼って、毎日ながめるだけでも効果大! お母さんやお父さんも、自分の書き方が本当に正しいのか、ポスターを見て、ぜひチェックしてみてください。
これから作文や読書感想文、観察文など、文字を書く機会がどんどん増えていきます。『小学一年生』には文字を練習できる学習別冊『まいにちドリル』が毎月付いてくるので、このドリルを使って、ひらがなも毎日少しずつ練習してきましょう。
(ライター/相川いずみ)
【関連記事】