群馬県 夏SUKI
誌面でご紹介した「夏SUKI」レシピは、いかがでしたか?
誌面にもある通り、群馬県は〝すき焼き自給率100%〟。肉も野菜もコンニャクも、すき焼きに使う食材すべてが県産食材でまかなえます。
その食材の豊かさは、2019年に「夏SUKI」が披露されたときに用いられた食材リストからも実感できます。すき焼き用の食材を群馬県でどのように調達していたのか、ここで紹介しましょう!
「オールぐんまdeすき焼きまつり」での「夏SUKI」食材リスト
1.上州和牛もも……渋川市 鳥山畜産食品
2.佐々木信也の達人こんにゃく……下仁田町 佐々木蒟蒻店
3.たま焼豆腐……玉村町 たまむら豆腐
4.国府野菜 岡鹿尾菜(おかひじき)……高崎市 国府野菜本舗
5.トマト……高崎市 アグリファームジャパン
6.自然栽培たまねぎ……高崎市 アグリファームジャパン
7.椎茸……月夜野 きのこ園
8.ズッキーニ……前橋市 長谷川農園
9.きくらげ……嬬恋村 群馬アスパラ
10.梅干 結の梅……吉岡町 お漬物の森島
11.ぐんまちゃん人参
12.トマトソルベ
13.白米
14.極割り下
以上、全14種類、すべて県産で作られていたそうです。スゴイですよね!!
このほか、群馬県は畜産業も盛んで、鶏肉や豚肉も県内で仕入れることができるので、鶏すきも豚すきもできるんですよ。
また、群馬は小麦の生産量も全国有数なので、〆をうどんにした場合も、県産小麦粉で作られているものが調達できます。
では、最後に、ホワイトイン高崎の荒井一樹総料理長が考案した、すき焼き用の「極割下」のレシピを紹介しましょう!
極割下 レシピ
たまり醬油や和三盆、味噌。また日本酒だけでなく赤ワインなどが入っていて、通常の割り下より少しだけ多くの材料が必要ですが、甘さが上品で、コクのあるおいしい割り下です。こちらもぜひ作ってみてください。
◆材料(4人分)
醬油…200㏄
たまり醬油…大さじ1
本みりん・赤ワイン・日本酒…各100㏄
和三盆…150g
水…600㏄
昆布…20g
味噌…30g
◆作り方
① 本みりん・赤ワイン・日本酒を鍋に入れ、火をかけてアルコールを飛ばす。
② 醤油、たまり醤油、和三盆を別の鍋で溶かした後、 ①を入れる。
③ 600ccの水を②までとは別の鍋に入れ、昆布を加え、ひと煮立ちさせる。そこに味噌30グラムを溶き入れる。
④ ②と③を合わせ、ひと煮立ちさせたら完成。
いかがでしたか? 意外と簡単でしょう?!
ひと手間かけるだけで、市販品の割下とはひと味もふた味も違う、奥深い味の割下になるんですよ。
この夏は、家族みんなで野菜たっぷりの「夏SUKI」をぜひ楽しんでみてください!!
協力/群馬県 レシピ提供/ホワイトイン高崎
撮影/尾島翔太 取材・文/山津京子