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■YouTubeも、おもちゃで遊ぶことと同じ
がっちゃんにとっては小さい頃からおもちゃと同じように身近な存在だったというYouTube。これまでどんな付き合い方をしてきたのでしょうか。
また「がっちゃんねる」は今後どんなチャンネルになっていくのでしょうか。
ママ 今は友だち同士でタブレットで動画を観ながら「ギャハハ」なんて笑いながら楽しんでいますが、もっと幼い頃は、私も家事の手を止め、一緒に観るようにしていました。
おもちゃで遊ぶときと一緒ですよね。YouTubeでもテレビでも観せっぱなしではなく、たとえ、そばにいられなくとも、ときどき声をかけたりして、何を観ているのか把握することが大事かと思っています。
パパ 悪い言葉を使ってる動画だな、と思ったら止めることもありますね。そういう言葉遣いはうつっちゃうと思うので。
ママ 悪い言葉は動画だけでなく学校でも覚えてきますよね。知らない間に使っているときがあって驚くこともあります。夫は特に動画から覚えないように気を付けているようです。
パパ そうだね、まねしちゃダメだよ、観ちゃダメだよ、と言うこともあります。また、けっこう暴力的なゲーム実況を観ていることもあって。近くにいるときは、そういうところを気にしながら観せています。
■きれいな言葉を大切にしながら
ママ 基本はがっちゃんが観たいものを観たらいいと思うので、親側から「これオススメだよ」と、すすめることはありません。
パパ 人気ユーチューバー・HIKAKINさんの動画では絶対に悪い言葉を使わないんです。そういう動画は観てもいいよ、と言うこともありますね。
ママ もし、がっちゃんがどこかで悪い言葉を覚えてきたとしても、「がっちゃんねる」では、きれいな言葉を使ってほしいと思うし、そういう動画を作っていきたいとも思っています。
意外と子どももよく観てるんですよね。先日、「がっちゃんねる」を観ているという小学1年生のお子さんが「映像がきれいだから観てる」って言っていたんです。
子どもたちは思った以上にいろんなことを考えて動画を観ているんだな、と感心したんですよね。
パパ がっちゃんの成長にともなってチャンネルの内容も少しずつ変わってきていますが、がっちゃんのやりたいことを尊重しているのに変わりはありません。
内容は、がっちゃんの成長とともに変化していくかもしれませんが、きれいな言葉を大事に、HIKAKINさんのように年下の子たちからも慕われるようなチャンネルでありたいですね。
ママ 本人の意志に任せつつ、続けられる限り「がっちゃんねる」は続けていきたいと思っています。
撮影/タナカヨシトモ 取材・文/神原史子
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