小学館の学習雑誌『小学一年生』の保護者向け別冊「HugKum」では、尾木ママこと尾木直樹先生が小1ママのお悩みに答える「尾木ママのOYA・KOスクール」を大好評連載中!
このページでは、過去に尾木ママがアドバイスした内容から、よりすぐってお届けします!
【小1ママからの相談内容】
人見知りが激しいので、友だちができるか心配です。
息子は人見知りなうえ、とても恥ずかしがり屋です。
大人はもちろん、同年代でも初対面の子どもの前ではなかなか話ができず、いつまでも私の後ろに隠れています。それから、少しずつ仲よくなるものの、かなり時間がかかります。
そんな息子なので、入学してから友だちができるのだろうかと、とても心配です。息子が打ち解ける前に、グループができあがってしまい、あとから息子を受け入れてくれるのだろうかと思うと、不安です。
入学前に少しでも社交的になってくれたらと思いますが、どうしたらよいでしょう。
(東京都/N・Mさん)
ママは不安な気持ちをしまって、ニコニコ笑顔を忘れないで!
仲良くなれるきっかけを、ママもつくってあげましょう。
この子は、ママがとても大好きなのね。だから、そばを離れたくない気持ちも強いのではないかしら。
人見知りは、赤ちゃんがお母さんを認識して、他人と区別がつくようになると始まります。これは、お母さんの愛情が子どもにしっかりと伝わっている証拠でもあるんです。だから、人見知りすること自体は、おかしいことではないんですね。
この子にとって、ママそのものが安心できる場所になっている。だから、不安を感じると安全な場所、つまりママの後ろに隠れようとするのね。そこからあと一歩踏み出せずにいるだけなのね。
ママは引っ込み思案なわが子を心配していますね。その気持ちが表情や態度に表れていないかしら?
子どもにとって、ママの笑顔がいちばん安心できるんです。ママがいつもにこやかにしていれば、子どもに大きな安心感を与えられるんです。子どもは安心感が得られてはじめて、周囲に興味や関心が向くのね。
だから、ママは「この子なら大丈夫」って、まずは子どもを信じましょう。そして、いつもニコニコ笑顔を忘れないでね。ママがゆったりとおちついていれば、やがてこの子も外へ出ていこうとしますよ。
それから、ママのほうから積極的にお友だちに話しかけてもいいわね。「○○くん、背、また伸びたんじゃない? あれ、△△も同じくらいかな…」ってね。ママが話すきっかけをつくってあげるの。そうすれば、きっとその友だちと親しみやすくなると思います。
ママの笑顔と行動がポイントよ。
尾木ママのOYA・KOスクール
小学館の学習雑誌『小学一年生』の保護者向け別冊『HugKum』で大好評連載中!
【関連記事】
●入学前に身につけたい!小学校でつまずかないための「勉強以前の基礎」5つ