小1のお父さん・お母さん世代に人気のウェブサイト「デイリーポータルZ」と、学習雑誌『小学一年生』が、平成最後の夏、コラボしました!(コラボの理由がわかる、『小学一年生』編集長との対談はこちらをご覧ください)
この記事では、「デイリーポータルZ」の記事をベースに、実際に自由研究へ展開する方法を紹介します。
「デイリーポータルZ」の人気記事「おやつ「1個あたり」の値段調べ」は、「コアラのマーチ」や「マーブルチョコ」など、人気のお菓子の1個あたりの金額を調べる!という企画。
どれも馴染みのある定番お菓子ですが、この視点で比べてみると新鮮です。「マーブルチョコ」と類似のお菓子「わなげチョコ」を比べると、1個あたりの値段では「わなげチョコ」の方が微妙に安い、といった結果も、大きな発見ですね。
『小学一年生』本誌にあってもおかしくないくらいの「たのしく学べる」テーマと言えるでしょう。
やっている内容は、学校に提出する自由研究としてそのまま使えそうですね。
そこで、「学校に提出する自由研究」として、ふさわしく、アレンジする方法を『小学一年生』編集長が伝授します!
■『小学一年生』編集長はこう見た!
すばらしい企画ですよね! 日常慣れ親しんでいるものを、普段とは違った視点で比較して調べてみる。まさに「自由研究」の真髄を見た気がします。
お菓子の金額を考察する、というのは、 社会学であり考現学であり経済学。誰にはばかることなく学問です。
また、「割り算」は3年生で習う単元で、1個あたりの数を割り出す、 というのは算数で会得したスキルを使うもの。
単に割り算ドリルをやっているだけとは違う、 学習と生活が合致するという点でも、すばらしいテーマだと思います。
これを、より「自由研究」らしく仕上げるためには、いくつかポイントがあります。
まず、仮説を立てること。
冒頭に、「マーブルチョコはたくさん入っているから安そう」といった仮説・予測があると、ぐっと自由研究らしくなります。
なんなら「自分の予測」だけでなく、「家族の予測」まで入れてみてもいいかもしれません。
それを踏まえて、最後に「検証」を入れてみましょう。
「意外と●●だった」「▲▲と思っていたのは当たっていた」「■■■の予測が一番近かった」とか、仮説・予測と結果がどう違っていたのか、などを入れてみるのです。
また、こういった同じ条件で比較するものは、「表」を作ってまとめると、一気に自由研究らしくなりますよ。
編集長のアドバイスをもとに、まとめてみた
(作成:『小学一年生』ライター 天野雅栄)
いかがでしょうか。
コンビニで買ったものだけで、今日すぐにでもできそうですから、「まだ自由研究やってない!」というお子さんにもピッタリかもしれません。
ぜひ参考にしてみてください!
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