紙育シリーズ『ぺぱぷんたす』002号が発売!かこさとしさんが伝えたかった「かみあそび」とは。

身近な「紙」を使って、人と紙との関係を、もっと自由に楽しもう! そんな思いから生まれた、「紙育」のためのOYAKO MOOK『ぺぱぷんたす』。大好評だった001号につづき、2018年7月3日、ついに002号が発売されました。

『ぺぱぷんたす』002号では、2018年5月2日に92歳でお亡くなりになった、絵本作家のかこさとしさんの企画「かみあそび」を掲載しています。それは2017年10月の取材をもとにまとめたもの。かこさとしさんの子どもたちへのメッセージは、あたたかい愛情に満ちています。

■風と遊ぼう! 作って遊ぼう!

『だるまちゃん』シリーズや『からすのパンやさん』など600冊以上もの絵本を世に送り出した、かこさとしさん。

『ぺぱぷんたす』では、若き日のかこさん自身が娘さんたちと楽しんだ、昔ながらの紙遊びの数々を披露してくださいました。

まずは「かぜとあそぼう!」と題した、ふたつの遊びの動画をご覧いただきましょう。

風車は親世代のみなさんも一度は作ったことがあるのではないでしょうか? 「でも、どうやって作るんだっけ?」という方も、ご安心ください。作り方は『ぺぱぷんたす』に掲載しています。風のない日は、手に持って走るのも気持ちがいいですね。

風とともに転がる「ころころぐるま」

もうひとつは「ころころぐるま」という紙のくるまをご紹介します。

作り方は想像以上にカンタン! 小さなお子さんはおうちの方が手伝ってあげてくださいね。風の吹いている場所で、親子で「どっちのくるまがよく転がるかな?」と競争してみてはいかがでしょうか。

世界一、はやく撮れる!「はやどりしゃしん」とは?

こうぞうくんがのぞいているのは、一体何だと思いますか? なんと、世界一はやく撮れる「はやどりしゃしん」のカメラです! じつはこれには、ちょっとした仕掛けがあるのです。

写真のページの左下には、カメラを作れる台紙がついています。作るうちに仕掛けがわかるので、ぜひ試してみてくださいね。

そのほかにも、「とんでかえるブーメラン」「そらとぶ えんばん」など、家にあるダンボールやお菓子の包装紙などで簡単に作れる「かみあそび」をたっぷりご紹介します。

特別なものを用意しなくても、紙さえあれば、工夫次第でこんなに楽しさが広がる! 一度作ったら、ちょっとやそっとじゃ捨てたくない! かこさとしさんの「かみあそび」は、想像力を働かせて作ることの充実感や、作ったものを大切にする心の豊かさをも教えてくださっているように思います。

 

『ぺぱぷんたす 002』

2018年7月3日発売・小学館刊

本体1800円+税

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■「かこさとしのひみつ展」が7月7日(土)から開催!

また、7月7日(土)からは、川崎市市民ミュージアムで「かこさとしのひみつ展 -だるまちゃんとさがしにいこう-」が開催されます。親子でお出かけしてみてはいかがでしょうか。

「かこさとしのひみつ展 -だるまちゃんとさがしにいこう-」はこちらから

(ライター/菅原裕佳子)

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