紙を折ったり、切ったり、手を動かして紙の変化を楽しんだり…。小学館の幼児向け月刊誌『幼稚園』では、毎月、オリジナルの紙遊びをご紹介しています。それは「紙育」のためのOYAKO MOOK『ぺぱぷんたす』から生まれた新企画。4回目となった2018年8月号では「みずだしがみ」という不思議な紙で遊びます。一体どんな紙なのか、今回も紙の神様「ソビー&ワッキー」のナビゲートでご紹介していきます。
■紙を水でぬらすと、浮きでてくるものは…?
これが、本誌にある「みずだしがみ」。一見、何の変哲もないように見えます。目のような絵がずらりと並んでいるのが、ちょっと気になりますね。
それでは、実際に遊んでいる動画をご覧いただきましょう。
こうぞうくんが指に水をつけて、紙にチョンチョン…としていくと、猫のイラストが浮きでてきました! さあ、猫は全部で何匹いるかな?
まずは親子で、猫の数を予想してみましょう。それから、紙を少しずつぬらしていって、いっしょに数えてみてくださいね。
■乾けばまた遊べる!「みずだしがみ」
この「みずだしがみ」は特殊な加工を施した紙で、水に反応して模様が浮きでてくる仕組み。親世代には、紙を火であぶると絵や文字が浮き出てくる「あぶりだし」に似ていると思った方もいるかもしれませんね。
「みずだしがみ」は紙が乾けばまた遊べるので、2回目以降は「この部分の猫はどんなポーズをしているでしょうか?」などとクイズ形式で楽しむのもいいですね。
紙を見て、「どんなものかな?」と想像して、実際にさわって、実験のように楽しむ。この一連の流れのなかで、お子さんの心にはたくさんのワクワクやドキドキやビックリが生まれます。
紙の遊びは、無限にあります。そして紙を楽しむお子さんの感性も果てしなく広がります。さまざまな紙の遊び体験をする中で、おうちの方にはお子さんだけの感性を見つけてほしいと願っています。
さらに7月3日(火)には『ぺぱぷんたす』002号がついに発売! かこさとしさんの紙遊び、明和電機さんの「紙の笛」、tupera tupera(ツペラ ツペラ)さんの、紙の影をつくって絵とともに遊ぶ「カゲカゲモンスター」などなど、豪華アーティスト陣が創り出した新たなエンターテインメントが盛りだくさん! こちらもどうぞご期待ください。
(ライター/菅原裕佳子)
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