日本代表選手が伝授。グングン速くなる「かけっこ」の走り方!

「うちの子、かけっこが苦手で…」という方、意外と多いのではないでしょうか。そこで小学館の幼児向け月刊誌『幼稚園』7月号の特集は、ずばり「かけっこきょうしつ」です。秋に運動会を控えているお子さんはもちろん、春の運動会が終わったお子さんも、ぐんぐん速く走れるようになる方法をご紹介しますよ。親子で楽しみながら、チャレンジしてみませんか。

■プロが伝授した走りを動画でチェック!

教えてくれるのは、「体育指導のスタートライン」の講師を務める永野祐一先生。早稲田大学時代、400mハードルの日本代表選手として国際大会に出場した経歴をもつスペシャリストです。

今回挑戦したのは、こうぞうくんです。まずは、こうぞうくんが先生の指導のもと習得した、元気いっぱいの走りをご覧ください。

腕がしっかり振れていて、体も前傾姿勢になっていることにお気づきでしょうか?

そうです。この「腕振り」「姿勢」そして「スタートダッシュ」こそが、速く走るための大きなポイントなのです。

ここでは「腕振り」と「スタートダッシュ」について、ご紹介していきます。

■腕を速く振れれば、足も速く動く!

まず初めは「腕を速く振る」練習方法です。

お子さんの後ろに、おうちの方が立ちます。そして写真のように、前に立っているお子さんの肘の高さに合わせて、おうちの方は手のひらを前に向けます。お子さんは両方の肘を曲げましょう。二人とも準備ができたら、よーい、スタート! お子さんは、腕をできるだけ速く前後に振りましょう。

このとき、肘でおうちの方の手のひらをパンチするような気持ちで力強く振るのがコツ。「いつも怒られてる仕返ししてもいいよ!」と言ったら、やる気が出るかも!?

腕を速く振れるようになると足も速く動くようになるので、ぜひ試してみてくださいね。

■スタートダッシュで差をつけろ!

次は、「スタートダッシュ」の練習です。スタートがうまくいくと、お子さんはゴールまで自信をもって走ることができますよ。

「最初の1歩をすばやく出す」には、「体を前に傾け、倒れそうになる力を使って前に進むこと」がポイントです。

練習では、まず写真のように親子で前後に立ち、おうちの方はお子さんの後ろから、両肩を持って支えます。お子さんはまっすぐ立ったまま、体を前に傾けます。おうちの方が肩から手を離したら、一気にダッシュ! これを繰り返しましょう。練習は効果絶大ですよ。

 

かけっこのポイント、おわかりいただけましたか? 『幼稚園』7月号では、このほかに「おでこを下に向けた姿勢」でゴールまで走りきる練習法をはじめ、瞬発力を養う運動なども、お子さんに分かりやすい解説方法でご紹介しています。すべてのポイントをマスターできれば、一等賞まちがいなし! ぜひ、チェックしてみてくださいね。

(ライター/菅原裕佳子)

記事監修・協力:体育指導のスタートライン 
  関連サイト:スポーツキャスティング  

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