価格:1,980円(10%税込)
発売日:2025年7月2日
ISBN:9784097353676
5種類の動物を組み立てて遊ぶ、新感覚絵本!
ページに埋め込まれたパーツをはずし、5種類の動物の立体フィギュアを組み立てて遊べる絵本です。
パーツをはずすと、その動物の特徴が書かれており、
ライオンやワニのツメは何本? キリンのツノはなんていう名前?
など、フィギュアで遊びながら知ることができます。
さらに、好きな食べ物や得意なことなどの豆知識ものっているので、「はじめての図鑑」としてもおすすめです!
本作を翻訳した聞かせ屋。けいたろうさんに、お話を伺いました。
聞かせ屋。けいたろうさんインタビュー
Q.原作を手にしたときの印象はいかがでしたか?
おもちゃと本のあいだのようなアイディアが、とてもおもしろいと思いました。
海外の本屋さんでは、ビニールや布でできた絵本や、おもちゃのようなしかけがある絵本など、ユニークな本をたくさん見かけます。
この作品は、“遊び心”がうまく本の中に入っていると感じました。
Q.訳した際に意識されていたことを教えてください。
「図鑑」ではあるけれど、難しくなりすぎず、遊びながら楽しめるような文章にしたいと思いました。
例えば、それぞれの動物の“高さ”や“重さ”なども、想像しやすい身近なものに置き換えて紹介しています。
カタカナにルビ(ふりがな)をふるかなども悩みましたが、読めない文字があったら親子でコミュニケーションを取ってもらえたらと思い、あえてそのままにしました。
カタカナの数は少ないので、「ライオン」「ワニ」など、興味を持った言葉だけでも覚えてもらえたらうれしいですね。
Q.聞かせ屋。けいたろうさんご自身が、この本で新しく知ったことはありましたか?
キリンの“つの”が「オシコーン」という名前だったこと!
ほかにも、それぞれの動物の“つめ”の数などもこの本で知りました。
「図鑑」は色々な動物が少しずつ紹介されていることが多いですが、この本は5種類に限られているぶん、それぞれについてじっくり知ることができます。
お子さんと一緒に読む親御さんにも、きっと新しい発見があるはずです。
Q.お気に入りの動物はどれでしょうか?
キリンを組み立てたときは、大きさに感動しました。
最初に組み立てたのはライオンだったので、なかなか良いフォルムだなとも思いましたね。
Q.ご自身のお子さんとも遊んでくださったと伺いました。いかがでしたか?
小学生と幼稚園生の子どもと一緒に組み立てました。
ただ本を読んだり、フィギュアで遊んだりするだけでなく、親子で「作る」ところから楽しめるのはなかなかおもしろいと思います。
組み立てることでコミュニケーションがうまれるので、できあがった動物で一緒に遊んで、しばらく飾りました。
Q.これからこの本を楽しむ方へ、メッセージをお願いいたします。
動物が好きな子は、まず「作る」ことを楽しんでいただけたら。
5種類全部組み立てて遊んで、それから本を読んでも良いし、ひとつずつ本を読みながら組み立ててもいい。楽しみ方は色々あると思います。
5種類の動物でごっこ遊びもできるかもしれません。
自由な発想で、この一冊を満喫していただけたら嬉しいです。
組み立て動画、公開中!
編集部の公式Instagram(@shogakukan_cb)にて、聞かせ屋。けいたろうさんが、ライオンのフィギュアを組み立てている動画を公開中です!
○プロフィール / 聞かせ屋。けいたろう 絵本の文章作家・翻訳者・講演家。夜の路上で大人に絵本を読み始めて以来、絵本読み聞かせ、絵本講座、保育者研修会で全国を駆け巡る。保育士。三姉妹の父。作品に『どうぶつしんちょうそくてい』『たっちだいすき』(アリス館)『ようかいサッカー』(ポプラ社)など。翻訳作品に『きょうりゅうかくれんぼ』(KADOKAWA)など。https://kikaseya.jp |