上の絵をご覧ください。お墓で「肝だめし」をしていたら突然現れた、得体の知れない大きな黒い影。これは一体…⁉
じつはこれ、小学館のOYAKO MOOK『ぺぱぷんたす』002号の企画「カゲカゲモンスター」なのです。
絵を描いてくださったのは、『かおノート』や『やさいさん』などの絵本やイラスト、工作などで幅広く活躍中のtupera tupera(ツペラ ツペラ)さんです。
この「カゲカゲモンスター」で、紙を切ったり、折ったりするだけでない、紙遊びの新たな楽しみ方を発見しましたよ。さっそくご紹介します。
■紙を切るだけじゃない、「影を操る」遊び
『ぺぱぷんたす』には、冒頭の「肝だめし」のモンスターを含め、4つの「カゲカゲモンスター」がひそんでいます。
ここで、もうひとつの「カゲカゲモンスター」を動画でお見せしましょう(怖がりなお子さんは、ママが先にひとりで見てみてくださいね)。
現れたのは、なんと「心霊」。しかも大きくなったり小さくなったり、幽霊なのにまるで生きているかのようです。
もうおわかりですね。そう、これは「影」を利用した紙の遊びなのです。
■世界にひとつだけの「カゲカゲモンスター」を作ろう!
本誌のページには、tupera tuperaさんが考案したモンスターの「顔」があります。tupera tuperaさんならではのユーモラスなモンスターを楽しみながら、丁寧に、くりぬいていきましょう。細かいところは、大人の方が手伝ってあげてください。目や口、鼻をくり抜いたら、あとはお子さんにおまかせ! 想像力を働かせて、紙にモンスターの形を描いて、どんどん切っていきましょう。もちろん、絵を描かずに直接手でビリビリ破いてもOK! 感性のおもむくままに、世界でひとつのお子さんだけのモンスターを作りましょう。
完成したら、本を持って外に出て、太陽の光を当てて遊ぶもよし、上の動画のように、室内を暗くして、光を当ててみるもよし。光の当て方や紙の動かし方によって、影になったモンスターは大きくなったり、小さくなったり、すごく強そうに見えたり、ちょっと頼りなく見えたり。
光と影を利用して楽しむ紙の遊びは、お子さんにとって新鮮なものにちがいありません。また、モンスターを動かしながら効果音や即興のナレーションをつければ、「カゲカゲモンスター」の世界はますますリアルに! ぜひ親子でお楽しみください。
(ライター/菅原裕佳子)
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