小1のお父さん・お母さん世代に人気のウェブサイト「デイリーポータルZ」と、学習雑誌『小学一年生』が、平成最後の夏、コラボしました!(コラボの理由がわかる、『小学一年生』編集長との対談はこちらをご覧ください)
この記事では、「デイリーポータルZ」の記事をベースに、実際に自由研究へ展開する方法を紹介します。
デイリーポータルZの人気記事「虫が集まるジュース調べ」は、森に数種類の市販のジュースを置いておき、どれがいちばん多く虫を集めたかを調べる、という企画です。
フルーツ100%、スポーツドリンク、炭酸飲料、栄養ドリンクなどの飲料、また自分の愛飲しているものなどを選んで虫のいそうな木のそばに置き、翌朝観察に行きます。その結果は…?
まるで『小学一年生』本誌記事のように好奇心であふれています。
どれが一番? 自分が好きなジュースは虫も好き? 実験前からワクワクします。
どんな虫が来るのかも、興味津々ですね。学校に提出する自由研究にふさわしい内容なので、さらに提出のためのアレンジを小学一年生編集長が伝授します!
■『小学一年生』編集長はこう見た!
虫の好きなジュースは、もう言わずもがなですね。まんま小学生の夏休みじゃないですか。
これを、よくあるオリジナルで調合する虫捕り用の液体(黒砂糖と焼酎と…みたいなやつ)でなく、普通のジュースそのまんまでやってみるのが、むしろポイント高い!
虫捕りのためにはオリジナルブレンド液を作らないといけないのかと思い込むのではく、そういえば道にこぼしちゃったジュースとかに虫がたかったりしてるよなあと、なにげなく見ていた記憶を結びつけて、虫にも好き嫌いがあるはずだ、と仮説を立てて挑んでいるのが素晴らしすぎます。
まず大切な仮説ですが、おなじみの飲み物を使い、好きな虫を集めるという「身近さ」をかかげるといいと思います。
そして「これがいちばん甘みが強いからたくさんの虫がくると思う」といった予測を入れてみます。味の好みに順をつけたり、来て欲しい虫を記してもいいでしょう。
しかけ方の工夫など、効率よく集めるための試行錯誤を入れ込むのも大切です。
最後は予測をもとに検証に入ります。
その通りにいったか、いかなかったらなぜ違ったのか。それを書くことで筋の通った自由研究になりますよ。
編集長のアドバイスをもとに、まとめてみた
(作成:『小学一年生』ライター 天野雅栄)
たとえカブトムシやクワガタが来なくても、結果そのままにレポートしましょう。
きちんと動機があり、予想を立てて実験をし、結果を見やすくまとめれば自由研究は大成功です。
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