小1のお父さん・お母さん世代に人気のウェブサイト「デイリーポータルZ」と、学習雑誌『小学一年生』が、平成最後の夏、コラボしました!(コラボの理由がわかる、『小学一年生』編集長との対談はこちらをご覧ください)
自由研究のヒント満載の企画や、「デイリーポータルZ」の記事を紹介したこちらのページもご覧ください。
人気サイト・デイリーポータルZの「自由研究特集」の1つ、「幽霊を怖くなくしたい」をみてみましょう。いったん怖い幽霊になりきり、どう手を加えたら怖さがなくなるかを考察する、という試みです。
まずは普通に「怖い幽霊」を作ります。怖く見えるように、衣装や立ち姿に工夫を重ねていきます。こうすることで「幽霊の何が怖いのか」を考えるようになります。
次に、物を持たせたり、コスチュームに手を加えたりして、「怖い幽霊」から「怖くない幽霊」に変えていきます。その都度写真におさめ検証する中で、「怖い」と「怖くない」の境界が見えてきます。
■『小学一年生』編集長はこう見た!
自分が「幽霊が怖い」のに、怖いものに正面から取り組んだ意欲をまず評価!
「幽霊は怖いもの」と決めつけず、なぜ怖いのかを冷静に条件立てて考えたこと、そしてその逆を行けば「怖くない幽霊」になるのではないかという仮説もすばらしい。
幽霊の話ではありませんが、「不気味の谷」という言葉があります。ロボットは、ある段階までは人間に近い外観のほうが親しみが涌くが、どんどん人間に似せていくと、ある一線から急に不気味に感じてしまう、その越える一線のことを「不気味の谷」と言うのです。世界的に有名なアンドロイド研究の第一人者・大阪大学の石黒浩教授の研究テーマでもあります。
この自由研究は、幽霊における「不気味の谷」的なものを模索したとも言えると思います。
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