まぜて、のばして、切って、ねじって。 手作業の楽しさを知る「ねじねじかりんとう」

朝晩の風が涼しくなってくると、夏とはちがう食べごたえのあるおやつが欲しくなりますよね。

そこで小学館の園児向け月刊誌『幼稚園』2018年10月号では、「おいしい! てあそびおやつ」コーナーで香ばしいごまを使った揚げ菓子「ねじねじ かりんとう」をご紹介します。

「かりんとうって、家で作れるの?」という方、はい、とても簡単にできるんですよ。

今月も、料理創作ユニットのGomaのおふたりがナビゲート。かりんとう作りに挑戦してくれたのは、モデルのあいれちゃんです。さあ、どんなおやつが完成するでしょうか?

粘土や工作のように工程を楽しんで

かりんとう作りには、シンプルながらさまざまな工程が詰まっています。「まぜて、こねて、まとめて、つつんで、つぶして、のばして、切って、成形して、揚げる」。そのほとんどは、お子さんが大好きな粘土遊びや工作の延長です。そして麺棒は子どもの大好きなアイテム。あいれちゃんも、大きな麺棒を手に奮闘してくれましたよ。

■「切る」作業は「危ないこと」を実体験のなかで知るチャンス

のばした生地はバターナイフで切っていきますが、これから包丁やナイフを使う訓練にもなるので、ぜひお子さんに任せてみましょう。

「危ないことはやらせない」のではなく、実際にやってみることはとてもよい経験になります。包丁を使ったとき、もし指を少し切ってしまったとしても、「次は切らないようにしよう」と注意深くなれるのです。

お料理は楽しいだけでなく「危険を伴うことである」ことを理解する、よい機会になるのではないでしょうか。

最後に油で揚げるところだけは、大人の方がやって見せてあげましょう。

■生地を「ねじねじ」するのはお手のもの!

揚げる前の最後の工程「成形する」のは、お子さんが粘土遊びで培った技(?)をいかんなく発揮できるシーンです。指先を使って細長い生地をねじるのはもちろん、円を作ったり、好きな形にしてみたり。たくさんできたら、「がんばったね!」と、ほめてあげてくださいね。

 

揚げ上がったかりんとうは、ごまの香りでいっぱい! アツアツを食べられるのは、手作りならではです。もちろん冷めてもおいしくいただけますよ。お料理を通じて、ゆったりと素敵な親子時間をお過ごしください。

(ライター/菅原裕佳子)

 

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