紙の神様「ソビー&ワッキー」がナビゲートする紙遊びのページ『ぺぱぷんたす』。毎月、今回はどんなふしぎな紙が入っているかな〜?と楽しみにしている方も多いことでしょう。
さっそく『幼稚園』2018年10月号の表紙を開いてみると…。そこにあるのは、厚くてしっかりした真っ黒の紙、その名も「くろいかみ」です。
どうやらこれにお絵描きをするみたいなのですが、いったいどうやって? ソビー&ワッキーといっしょに、こうぞうくんがチャレンジします!
■黒い紙に黒い鉛筆じゃ何も見えない、と思ったけど?
用意するのは「くろいかみ」と、鉛筆と消しゴム。色鉛筆ではなく、字を書くときに使う普通の黒い鉛筆です。
でも、黒い紙に黒でかいても、よく見えなくてつまらないんじゃない?と思いますよね。本当にそうでしょうか。やってみましょう。
といっても「くろいかみ」に、鉛筆で自由に絵を描くだけです。もちろん、自分の名前や、知っている文字を書いてもオッケー。線で描いたり、ちょっとぬりつぶしてみたり、いろいろやってみると…
なんと、白い紙の上では黒く見える鉛筆の色が、「くろいかみ」の上だと銀色に見えるんです!
しかも、明るい光に当てるとピカピカ光って、とっても素敵。光が当たる向きによって見え方も変わるので、いろんな角度で見て楽しんでください。
■描くだけでなく、消しても楽しい!
次に、「くろいかみ」を塗りつぶすように、鉛筆でたくさんの線をかいてみましょう。そして、その上を、消しゴムでこすると… 黒い形が浮かび上がってきました!
“描く”だけでなく、“消す”ことでも、いろんな形を作って楽しめるんですね。
黒の上に黒の鉛筆で描いても見えるわけない。そう思っていたけれど、やってみたらちゃんと見えるし、ピカピカ光って何やらおもしろいことに。さらに、“消して描く”方法もあることがわかりました。
こんなふうに、固定観念にとらわれずに、いろいろトライして発見する楽しみを、お子さんたちにもぜひ感じて欲しいと思います。
「くろいかみ」は普通の鉛筆を使うので、描いたり消したり、何度でも楽しむことができます。たくさん描いて、どんどん新しい遊び方を見つけてください。
紙遊びのページ『ぺぱぷんたす』、次号はどんな紙で遊べるでしょうか? 11月号もお楽しみに!
(ライター/いしださなえ)
【関連記事】