表が裏で、裏が表で…!? 単純なのに神秘的「メビウスの輪」しりとり

こう毎日寒いと、お子さんも「きょうは外遊びしたくない」ということもありますよね。そんな日は、おうちで不思議な紙遊び『ぺぱぷんたす』を楽しみませんか。小学館の園児向け月刊誌『幼稚園』2019年2月号では「メビウスの輪」のお絵かきしりとりをご紹介。さて、一体どんなしりとりなのでしょうか? 紙の神様「ソビー&ワッキー」、そしてこうぞうくんといっしょに、やってみよう!

■「メビウスの輪」だからできることって?

細長い紙をくるっと1回ねじって作られた輪。それが「メビウスの輪」です。「ああ、たまに見る、ねじれた輪っかね」という方もいらっしゃることでしょう。ねじれていることに意味はあるのでしょうか? 不思議なことにメビウスの輪は表をなぞるといつのまにか裏に、そして裏をそのままなぞっていくと元の表にたどり着く、永遠になぞることができるミステリアスな輪なのです。

その特性を活かしてできたのが、2月号のしりとり遊び。さっそく、本誌のなかの紙を切って「メビウスの輪」を作ってみましょう。

紙を1回ねじってから、のりづけするのがポイント。こうぞうくんも間違えずにつなげることができました。

■スタートすると、スタートにゴール!? エンドレスしりとり

ジャン! これが完成した「メビウスの輪」です。では、初めての「メビウスの輪 しりとり」に挑戦してみましょう。手前に見える「ゴリラ」から始めてみると…、なんとびっくり、ゴリラの裏側に見える「ルビー」や「いす」、さらに「いぬ」や「ぬいぐるみ」をたどって、またゴリラに行き着くではありませんか。終わらないしりとり、これぞ「メビウスの輪」のなせる業なのです。

■オリジナル「メビウスの輪」を作ってみよう!

次に本誌のなかにある残りの白い紙を使って、自分だけのメビウスの輪を作ってみましょう。ポイントは、先に紙をつなげて輪を作ってから絵を描くことですよ。そうすれば、しりとりの絵も考えやすいですよね。

もちろん、しりとりでなくてもOK。思い浮かぶことを自由に描いて楽しんでください。終わらない輪のなかで、お子さんだけのストーリーが生まれることでしょう。

 

今回は、長方形で作った輪の構造を利用した紙遊びをご紹介しました。2019年3月号も、知られていない紙遊びでみんなを驚かせようと思っています。どうぞご期待ください。

(ライター/菅原裕佳子)

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