「うちの子、まだひらがなが読めなくて…」というおうちの方へ。お子さんが絵本の遊びを楽しみながら、ひらがなとふれあってみてはいかがでしょうか?
小学館の園児向け月刊誌『幼稚園』2019年7月号の「おあそびえほん」では、あみだくじや迷路などにひらがなを採り入れた遊びをご紹介します。
今回、「とのの ひみつを さぐれ!」を描き下ろしてくださったのは、Eテレ『シャキーン!』のイラストを手がける、いぬんこさんです。さっそく行ってみましょう!
■ねずみの忍者隊といっしょにお殿さまの秘密を探ろう
絵本に現れたのは、ねずみの忍者隊「ねずまる」「ちゅうすけ」「ねずやっこ」の3匹です。
この忍者隊といっしょに、いつもいばっているお殿さまの秘密の「こわいもの」を探るため、お城に忍び込みますよ。
遊び方はかんたん。「すいとんの術」や「あみだくじの術」などで迷路やあみだくじなどを進めながら、4つのページでわかったひらがな1文字ずつをつなぎ合わせます。4つの文字がつながったら、それが、お殿さまの秘密の「こわいもの」というわけです。
迷路はやったことがあっても、あみだくじは初めてのお子さんもいるかもしれませんね。
あみだくじのやり方や、ひらがなの読み方も、おうちの方がサポートしてあげながら、進めてくださいね。
■「絵探し」や「文字あて」で模様や形の違いを比較してみよう!
後半の「えさがし」のページには、似たような恰好をしたお侍さんがずらり。クイズの問題になっている絵と、同じ後ろ姿のお侍さんは、どこにいるでしょうか?
さらに「もじあて」では、同じ形の手裏剣を見極めなければいけません。
これらの遊びでは、模様や形の違いを比べて、「同じものと違うもの」を区別する注意力も身につきますね。
おうちの方は、「これとこれは同じかな? 違うかな?」などと声をかけながらリードしてあげてください。
さあ、最後に出てきた4つのひらがなは何だったでしょうか? ドキドキワクワクの瞬間がやってきます。
それぞれのページに並んでいるひらがなは、楽しい文章になっているところもポイント。いぬんこさんのレトロな画風を楽しみながら、ひらがなを自然に身につけられたらいいですね。
(ライター/菅原裕佳子)
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