まだあまり知られていない紙遊びをご紹介する『ぺぱぷんたす』のコーナーは、小学館の幼児向け月刊誌『幼稚園』で毎号大人気! 2018年11月号には、世にも珍しいくるくる回るブロック、その名も「くるりんぱブロック」がお目見えしました。
ブロックが回るって、どんな風に? ブロックが回ると、楽しいの? 今月も謎だらけの『ぺぱぷんたす』ですが、紙の神様、「ソビー&ワッキー」、そしてこうぞうくんと一緒に挑戦してみましょう。
■回転するたびに顔のイラストが変化!
まず初めに、完成した「くるりんぱブロック」の動画をご覧いただきましょう。
6角形が3つに分かれたブロックが内側に回転すると、帽子をかぶった男の子の顔が怪獣(?)に早変わり! その次はボーダーシャツの男の子に変わり、さらには三つ編みの女の子に。
ちなみに、次々に変わる顔のイラストはソビーが描いてくれましたよ。紙の神様の貴重な直筆イラストです。
それでは、いっしょに作っていきたいと思います。
■たった1枚の紙で作れちゃう!?
使うのは、本誌巻頭にとじこまれているカラフルな1枚の紙。そう、「くるりんぱブロック」はたった1枚の紙でできているんですよ。これがどうやって立体になって、くるくる回っちゃうのか、想像もつきませんよね。でも写真を見れば、「なーんだ、こういう作りなんだ」と納得できます。
まず、上の写真のように台紙からブロックの型を切り抜いて、山折り、谷折りをしていきます。縦と斜めの線をどんどん折っていきましょう!
数字同士を合わせて爪をはめ込んでいくと、平面だった紙があっという間に立体に!
最後に、はしっこ同士を合わせて、テープで止めます。お子さんだけでは難しいので、おうちの方が手伝ってあげてください。
完成して、こうぞうくんがイラストを描いてくれたのがこちら!実際には顔の部分は何も書いていない“のっぺらぼう”の状態なので、お子さんが自由に好きな顔を描いてくださいね。全部で4つの顔を描けますよ。
完成した「くるりんぱブロック」は、両手で持って手前にも後ろにも回すことができます。
切りとる、折る、組み立てる、描く、そして動かすという、たくさんの工程がつまった「くるりんぱブロック」。ペラペラの1枚の紙が、立体的になって、そして、おもちゃのように動かすことができるなんてすごいですね!
簡単なのに、斬新でおもしろい。『ぺぱぷんたす』はこれからもみなさんを驚かせる企画をお届けしていきます。どうぞご期待ください。
(ライター/菅原裕佳子)
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