小学館の園児向け月刊誌『幼稚園』2019年1月号の 「おあそびえほん」は、「おる・きる・えがく。ぼくの・わたしの まめほん」。
イラストレーター・アートディレクターの大塚いちおさんが、自分だけの小さな本の作り方を教えてくれました。
■1枚の紙を折って切って作る、自分だけの「まめほん」
『幼稚園』1月号本誌の「おあそびえほん」(36ページ〜)を開くと、詳しい作り方が書いてありますが、動画でもご覧ください。
そう、ページを切り取って、1枚の紙を折って、切るだけで、かわいいい「まめほん」が、できあがります。全然むずかしくないですね。しかも、表と裏の両面で、2冊の本ができるんです。
「おあそびえほん」に載っている紙は2枚。最初のカラフルな紙を折って、大塚さんのまめほん「みつけたよ」を作ります。大塚さんが、草原、海の中、空の上で見つけたのはなんなのか、お子さんたちとお楽しみください。
そして、折った紙をまた開いて裏返すと…。あれ? おおつかいちおさんの絵本と似ているけれど、絵本の中心には絵がありません。そう、こちらは自分で作る絵本なのです。
草原で、海の中で、空の上で、見つけたもの、あったらいいなと思うもの、なんでも自由に、お子さんに描いてもらってください。動物じゃなくてもいいし、まだ誰も見たことがないなにか…だったらそれも楽しいです。文字を書いてお話を作るのもいいですね。でき上がったら、表紙に作者の名前を書きましょう!
草原や海や空に何がいるのか、何がいたらおもしろいか等々、お子さん達と会話しながら楽しく作ってほしい、というのが大塚さんの願いです。
同じように、白黒の「みつけたよ」も作ってくださいね。大塚さんは、白と黒の絵も大好き。モノクロの絵本、なんだか不思議な、魅力的な世界です。でも、ちょっとさびしい…と感じたら、色を足してももちろんOK! ルールはないので、とにかく、自由に、思うままにいろいろ描いてみることが大切です。
紙一枚でできるので、別の紙を同じように折って、まったく新しいオリジナルの「まめほん」を作ってもいいですね! クリスマスや、お正月、家族や友だちにプレゼントしたら、きっとすごく喜ばれます。
(ライター/いしださなえ)
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