1~3歳児の夏の健康管理で気をつけるとよいことは? 『ベビーブック7・8月号』育児特集番外編Q&A

暑い夏は、感染症対策のほかに、熱中症や食中毒の予防にも注意が必要です。家族みんなが元気に夏を乗り切れるように、どんなことに気をつけるとよいのでしょうか。小児科クリニックに勤務する小児救急看護認定看護師が、おうちの方の疑問にお答えします。

 

Q.1 家族の間で風邪がうつらないようにするには、どうすればいいですか?

Q.2 冷房を使うときの注意点は?就寝時もつけたままにして大丈夫?

Q.3 夏に子どもにマスクをさせると、熱中症になるのではないかと心配です。

Q.4 37度台の微熱がある子どもをお風呂に入れても大丈夫ですか?

Q.5 食中毒を予防するには、どんなことに気をつけるとよいですか?

Q.6 日焼け止めや虫よけはどんなものを選べばよいですか?

Q.1 家族の間で風邪がうつらないようにするには、どうすればいいですか?

A.

子どもの看病をする人はマスク着用と手洗いの徹底を。感染症によっては、便から長期間にわたってウイルスが排出されることもあるので、うんちのついたおむつはビニール袋などに密封してから処分し、おむつ替えの後は念入りに手を洗うことが大切です。タオルや食器類の共用も避けましょう。おうちの方が外から家庭内にウイルスを持ち込んでしまうケースが多いため、まずは大人が風邪をひかないように、帰宅後の手洗いや日々の健康管理に気を配りましょう。

Q.2 冷房を使うときの注意点は?就寝時もつけたままにして大丈夫?

A.

日中は窓から日差しが入ると、冷房の設定温度よりも室温が高くなってしまうことがあります。室内に温度計を設置して、室温が25~26度くらいを保てるように冷房を調整しましょう。寝るときも、風が体に直接当たらないように気をつければ、冷房はつけたままでかまいません。冷房と一緒に扇風機を活用して室内の空気を循環させると、冷えすぎるのを防げます。熱中症予防のためにも、暑さは我慢しすぎずに、適切に冷房を活用しましょう。

Q.3 夏に子どもにマスクをさせると、熱中症になるのではないかと心配です。

A.

乳幼児のマスク着用には、「呼吸が苦しくなり、窒息の危険がある」「おう吐した場合に窒息する可能性がある」「熱がこもり、熱中症のリスクが高まる」「顔色、呼吸の状態など体調異変の発見が遅れる」といった危険性が考えられます。2歳未満の子どもではこうした危険性が特に高く、無理にマスクを着用する必要はありません。2歳を過ぎても、不織布マスクを嫌がるようであれば子どもがつけやすい布素材などのマスクを選び、大人が不織布マスクで感染予防を心がけるとよいでしょう。マスク着用だけが感染対策ではないので、手洗いや手指の消毒といった基本的な対策にしっかり取り組むことが大切です。

Q.4 37度台の微熱がある子どもをお風呂に入れても大丈夫ですか?

A.

全身状態をよく観察し、37度台前半の発熱で普段通りに遊んだり食事をしたりする元気がある場合は、短時間の入浴であれば差し支えありません。ただし、37度台の前半でも元気がない場合や、37.5度以上の発熱が1日中続いている場合は入浴を控え、体が汗でベタベタしているようなら、お湯で濡らしたタオルで拭くとよいでしょう。1日の中で熱が上がったり下がったりすることもあるため、おうちの方が「無理をさせたくない」と感じる場合は、その日は入浴を控えて様子をみるのでかまいません。

Q.5 食中毒を予防するには、どんなことに気をつけるとよいですか?

A.

買い物の際は肉や魚などの生鮮食品は最後に買い、帰ったらすぐに冷蔵庫へ。冷蔵庫に入れても、食材についている細菌が増えるのを完全に防ぐことはできないため、早めに使い切ることを心がけましょう。調理の前は石けんでよく手を洗い、おにぎりやサンドイッチなどを作るときは手で直接触れずにラップやビニール手袋を使うようにします。使い終わった包丁やまな板は熱湯をかけるなどして消毒を。冷凍食品の解凍は冷蔵庫や電子レンジを利用し、自然解凍は避けましょう。

Q.6 日焼け止めや虫よけはどんなものを選べばよいですか?

A.

子どもに塗る日焼け止めは、ベビー用でSPF(肌に炎症を起こす紫外線の予防効果を表す数値)が20くらいのものがおすすめです。日焼け止めは汗などで流れてしまうことが多いため、SPFの数値が高い日焼け止めを一度だけ塗るよりも、SPF20くらいのものを2~3時間おきに塗り直すほうが効果的です。虫よけは可能であれば子ども用のもの(または「子どもにも使える」と書かれているもの)を選び、日焼け止めを先に塗ってから使うとよいでしょう。

 

野村さちい先生
竜美ヶ丘小児科 小児救急看護認定看護師。代表を務める「つながる ひろがる 子どもの救急」では子どもの病気を学べる講座を開催。2人の娘の母でもある。

イラスト/高村あゆみ 文/安永美穂 構成/童夢

外出を控えておうちで過ごすことが多くなると、健康管理だけではなく、おうちの中での事故にも気をつける必要があります。『ベビーブック』2021年7・8月号「もっとベビーブックwith HugKum」では、思わぬ事故を防ぐためのポイントについても詳しく解説しています!

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