もっと楽しく!もっと学ぼう!ふろくの遊び方 MORE ー4・5月合併号編ー

幼児教育のプロが指南

ふろくは遊び方しだいで、もっと楽しく! もっと学びに活用できます。

ここでは、お子さんの発達をふまえた遊び方や言葉かけをプロがアドバイス。

おうちの方と一緒に、楽しく遊んで学びましょう。お子さんの力がぐんぐん育ちますよ!

2023年4・5月合併号

しなぷしゅ パカっとたまご

 


※たまごのフタが固く開けづらい場合がございます。その際は無理に使用せず、下記の問い合わせ先にご連絡ください。

ふろくの不足・不良について
図書印刷株式会社コールセンター ☎03-5459-5110 
受付期間/2月27日~4月28日(土・日・祝休日を除く) 受付時間/10:00~12:00、13:00~17:00

上記の期間以外の問い合わせ先
小学館制作局 ➿0120-336-082 
受付期間/5月2日~5月31日(土・日・祝休日を除く) 受付時間/9:30~17:30


ぷしゅぷしゅが、パカッと割れるカラフルなたまごになりました。たまご4個を収納できるケースと、立体のたまごりょうり8個、ケースに収納できるお皿2枚、スプーン、フォーク付き。たまごの中にたまごりょうりを入れ、パカッと割ったらお皿にのせて、ままごと遊びをしましょう。記憶力を鍛える楽しい知育遊びもできますよ。

◇基本のあそび

おうちの方とお子さんが一緒に、たまごの中にたまごりょうりを入れてからケースにセットします。好きなたまごを割って中身を出し、生卵の面を見てからひっくり返して料理の面に変え、お皿の上に置いてフォークとスプーンで食べるまねをしましょう。あそび終わったら、フォークとスプーン、お皿をふたのポケットにしまいます。

◇言葉かけのヒント

「こんこん、パッカン!」
たまごを割るとき、いつも同じ言葉がけにすると、わかりやすく楽しくなります。

「たまごを割ってジュージューしたら、どんなお料理ができるかな?」
パッカンジュージューなど、擬音語をつかうと楽しい雰囲気になります。

「オムライス、ください」
「はい、どうぞ」
「いただきます。むしゃむしゃ。 おいしいね」
「ごちそうさまでした」
ごっこ遊びでは、言葉のやり取りを楽しみましょう。

◇発達のアドバイス

 1歳 手先をたくさん使おう

たまごを割ったり、閉めたり、たまごりょうりを立てたり、裏返したり、お皿にのせたり。
楽しく遊びながら、手先をたくさん使う経験を積み重ねていきましょう。
うまくいかないときでも、夢中になってやっているときはそっと見守りましょう。いろいろなやり方を試しながら、うまくいく方法を見つけていくでしょう。
やりたい、楽しいと思ってくり返すうち、だんだん指先が器用に動くようになります。

 2〜3歳 集中力や記憶力を育てよう

「記憶力」とは、見たもの聞いたものを頭の中に取り込み、そのままとどめて、必要な時に取り出す力のこと。幼児期はまず、よくものを見ることから始めます。あそびを通して目の前のものを注視し、頭の中に取り込む経験を楽しくくり返していきましょう。お子さんと一緒にたまごの中にたまごりょうりを入れながら「よく見ていてね」「ピンク色のたまごの中にオムライスを入れたよ」「水色のたまごにプリンを入れたよ」などと声に出して確認。ケースにセットして、「オムライスをください。何色のたまごに入っているかな?」などと聞き、お子さんにあててもらいます。
はじめはなかなか覚えられず、何がどこに入ったかわからなくなってしまうでしょう。
間違えても大丈夫! 楽しくやっているうちに集中力がつき、よく覚えられるようになっていきます。
大人も間違えたり、失敗したりするところを見せることも大事です。
「あー、間違えちゃった」「○○ちゃんはわかる? 教えてね」
リラックスして遊びながら、集中力や記憶力を育てていきましょう。

◇さらに発展させよう

 1歳 コロコロポン

おうちの方とお子さんが向かい合って床に座り、おうちの方がたまごをコロコロ転がして、
お子さんがキャッチします。
目で追えるように、ゆっくり転がします。
不規則な動きをするので、たまごを追いかけて動いてもらいましょう。
たまごを捕まえたら、「なにが入っているかな?」「割ってみよう」「こんこん、パッカン」「たまごやきが入っていたね」。
「次は何かな~、いくよ~。キャッチしてね」
全部のたまごをキャッチして割ったら、「さあ、たまごさん、お部屋に帰りますよ」と言い、ケース
の中にしまいます。

 2~3歳 どれかな? どれかな?

たまごにオムライスのカードを入れて、ケースに入れます。
「このたまごにオムライスを入れるよ。よ~く見てね。」
ほかのたまごは何も入れず、ケースに入れます。(ケースに4個のたまごは入っている状態)
ケースのふたは閉めずにぐるぐる回します。
「どのたまごにおオムライスが入っていたか、覚えているかな?」
「どれかな? どれかな」
お子さんにひとつ指さしてもらいましょう。
「入っているかな? 割ってみよう」
「こんこん、パッカン」
「あたり~」「はずれ~~」

慣れてきたら「こっちのたまごにオムライス。こっちのたまごにタマゴサンド。よく見てね。覚えてね」と言い、同じようにケースをぐるぐる。
(2個のたまごに料理が入っています。ほかの2個には入っていません。)
「お料理が入っているのはどのたまごかな?」
お子さんに答えてもらい、たまごを割って確かめましょう。
おうちの方もチャレンジして、「あれ?間違えちゃった!」とはずれてしまう姿も見せましょう。

 

教えてくれたのは

こんぺいと幼児教室 教室代表・斉藤明美さん

食べることを通して子どもたちの五感を育む「台所のある幼児教室」。食育を中心として、楽しい! もっとやりたい! と子どもが夢中になって活動する経験を重ね、「学びに向かう力」を育てていきます。

イラスト/AZU 構成・文/株式会社こんぺいとぷらねっと

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