幼児教育のプロが指南
ふろくは遊び方しだいで、もっと楽しく! もっと学びに活用できます。
ここでは、お子さんの発達をふまえた遊び方や言葉かけをプロがアドバイス。
おうちの方と一緒に、楽しく遊んで学びましょう。お子さんの力がぐんぐん育ちますよ!
12・1月合併号
ドキンちゃん・コキンちゃん なかよしパジャマブロック クリスマスあそびセット
12・1月合併号のふろくは、バンダイ「ブロックラボ」のほんものブロック4ピースセット! ドキンちゃん・コキンちゃんのかわいいパジャマ姿のデザインは、ベビーブックオリジナル。一緒にあそべる紙製のアンパンマンサンタ・そり・プレゼント・ポスターもついて盛りだくさんのクリスマススペシャルふろくをどうぞお楽しみください。
◇基本のあそび
ブロックの顔と体の部分を見つけ、好きな組み合わせで合体させます。クリスマスポスターを広げ、ドキンちゃん、コキンちゃんを左側のおうちのベッドに寝かせます。アンパンマンサンタをそりに乗せ、「ドキンちゃんには何をあげようか」などとお子さんと相談しながらプレゼントを配り、「おはよう」「わあ、プレゼントがあった!」などとクリスマスごっこ遊びをしましょう。
◇言葉かけのヒント
「コキンちゃん、ドキンちゃんのブロックをガシャリンコ」「どれとどれを合わせよう?」と声をかけながら、好きな組み合わせで、ブロックを組み立てましょう。
「ハートの箱の中には、何が入っているかな?」
「赤い靴下の中は?」
それぞれのプレゼントをひっくり返して、裏側の面には何のプレゼントがあるか確かめましょう。
「プレゼントをいっぱい乗せて、そりが走るよ~」
「どこのおうちまで行こうかな」と、
プレゼントがこぼれないように、そりをうまく走らせましょう。
◇発達のアドバイス
1歳 手をたくさん使おう
器用に動く手先を育てるには、手先を使ってたくさんあそぶことが大切です。あそんでいるときのお子さんの手の動きをよく観察してみましょう。つかんだり、並べたり、積んだりなど、はじめはうまくできなくても、おうちの方と一緒にあそびながら手の動きをまねしていくうちにだんだんとじょうずになっていくのがわかります。
2〜3歳 外の世界に目を向けよう
まずはクリスマスポスターで「この道の先にはなにがあるかな? 信号? お店やさん? ○○ちゃんのおうちもあるかな?」などと想像を膨らませながら、外の世界への興味を広げていきます。実際にお子さんと外出したときも「あ、あそこに信号があるね」「このお店やさんには何を売っているのかな?」などと街を観察しながら歩いてみましょう。
◇さらに発展させよう
1歳 アンパンマンサンタさんとプレゼントを配ろう
「みんなのおうちにプレゼントを届けるよ、準備をしなくちゃ」
「アンパンマンとプレゼントをそりにのせよう」と声かけをしながら
そりにアンパンマンとプレゼントをのせていきます。小さいパーツを積み込むのに手先を十分に使うことができます。
「準備ができたら、お友だちにプレゼントを届けるよ」と言って
お子さんのぬいぐるみなどを横一列に並べておき、プレゼントを一つずつそりからおろして、並べたぬいぐるみの前に置いて配っていきます。
「はい、どうぞ」「ありがとう」のやりとりをおうちの方と一緒に言えるといいですね。
2~3歳 紙をつなげて街を広げよう
クリスマスポスターに紙をつなげ、クレヨンやペンなどで家や道を描いて街を広げます。「○○ちゃんのおうちはここ」「ここは電車の線路」など、お子さんの興味があるものを描き入れるといいですね。
広い街ができたら、アンパンマンとプレゼントを乗せたそりを走らせながら、「このおうちは子どもが3人いるから、プレゼントを3個、配ろう」「このおうちの子はお絵描きが好きだから、クレヨンをあげよう」など指定した数やものを置くように伝えながらあそぶと、ものの名前や数を覚えるきっかけになります。
教えてくれたのは
こんぺいと幼児教室 教室代表・斉藤明美さん
食べることを通して子どもたちの五感を育む「台所のある幼児教室」。食育を中心として、楽しい! もっとやりたい! と子どもが夢中になって活動する経験を重ね、「学びに向かう力」を育てていきます。
イラスト/AZU 構成・文/株式会社こんぺいとぷらねっと