幼児教育のプロが指南
ふろくは遊び方しだいで、もっと楽しく! もっと学びに活用できます。
ここでは、お子さんの発達をふまえた遊び方や言葉かけをプロがアドバイス。
おうちの方と一緒に、楽しく遊んで学びましょう。お子さんの力がぐんぐん育ちますよ!
2025年12・1月号
アンパンマン ときめきケーキやさん ブロック&ケーキワゴン

大人気の知育玩具・バンダイ「ブロックラボ」のほんものブロック4ピースセットは、ここでしか手に入らないデザインのドキンちゃん・コキンちゃん。一緒に遊べる紙製のアンパンマンサンタとソリやプレゼント、ポスターもついて、盛りだくさんのクリスマススペシャルふろくです。
◇基本のあそび
飾りつけたケーキをお店に並べ、アンパンマン、メロンパンナちゃんがお店やさん、ドキンちゃん、コキンちゃんがお客さんになります。「コキンちゃん、ご注文どうぞ」」「イチゴのケーキください」。ワゴンにケーキを乗せて、アンパンマンが運びます。「どうぞ」「ありがとう」。ケーキやさんになりきり、ごっこ遊びを楽しみましょう。
◇言葉がけのヒント
「ご注文は?」「何がいいですか?」「イチゴがいっぱい乗ったケーキをください」
ごっこ遊びの中で、言葉のやりとりを楽しみましょう。
「お店にケーキを〇個並べて」「ワゴンにチョコケーキをのせて」などと声をかけ、
相手が言うことをよく聞いて、理解して、行動にうつしましょう。
◇発達のアドバイス
<1歳>
好きなキャラクターのおもちゃで夢中になって遊ぶことで、しぜんとたくさん手を使うことができます。ワゴンにケーキを乗せたり、ケーキを落とさないように慎重にワゴンを動かしたり。始めからうまくはいきませんが、やり遂げたい一心で繰り返すうち、指先の使い方や力の加減がわかってきます。一緒に遊びながら、お子さんの「やりたい」という思いを引き出しましょう。
<2~3歳>
大人に指示されて動くばかりでは、自分で考える力がつきません。遊びのなかで「次はどうする?」「何をしたらいいのかな?」などと問いかけ、お子さんに考えてもらう時間を意識してつくりましょう。時間がかかっても、その時間を「待つ」ことが大切です。紙のうちに、お子さんの考える力が伸びていきます。
◇遊び方のヒント
〇歌って動いて
「ケーキがたくさんできたよ。ワゴンに積んで、みんなのところまで届けよう」
アンパンマンのケーキやさんが、ワゴンでケーキを運びます。
「ケーキを運ぶ間、歌をうたってあげよう。お歌をうたっている間は動いて、お歌が止まったら、アンパンマンも止まってね」
季節の歌や、クリスマスソングを歌いながら、仲間のところにケーキを届けます。
歌っている間はワゴンを動かす、歌が止まったらワゴンを止める、をくり返しながら、集中力や判断力を養っていきます。

〇ケーキを探しに行こう!
お部屋の中のおもちゃ箱の近く、絵本のそば、ソファの陰、テーブルの上などにケーキを隠します。
「お店のケーキがなくなっちゃった、大変! 探しに行こう!」と言い、お子さんがアンパンマンをワゴンに乗せて動かしながらケーキを探しに行きます。
見つけたケーキはワゴンに乗せて、しょくぱんまんのお店に返しましょう。全部見つけられたら、役割を交代し、お子さんにケーキを隠してもらいおうちの方が探します。

教えてくれたのは

こんぺいと幼児教室 教室代表・斉藤明美さん
食べることを通して子どもたちの五感を育む「台所のある幼児教室」。食育を中心として、楽しい! もっとやりたい! と子どもが夢中になって活動する経験を重ね、「学びに向かう力」を育てていきます。
イラスト/AZU 構成・文/株式会社こんぺいとぷらねっと
