もっと楽しく!もっと学ぼう!ふろくの遊び方 MORE ーFirst夏号編ー

幼児教育のプロが指南

ふろくは遊び方しだいで、もっと楽しく! もっと学びに活用できます。

ここでは、お子さんの発達をふまえた遊び方や言葉かけをプロがアドバイス。

おうちの方と一緒に、楽しく遊んで学びましょう。お子さんの力がぐんぐん育ちますよ!

2023年 First夏号

シナぷしゅ おきあがりこぼし

    

おふろに浮かべるとゆーらゆら。シナぷしゅのおきあがりこぼしは、やさしい動きを目で追いかけることで、眼球の動きを鍛え、赤ちゃんの視野を広げるおもちゃです。中に鈴が入っているので、振るとリンリン音がするのも楽しい。夏の水遊びにも大活躍すること間違いなしですよ。

◇基本のあそび

お風呂に浮かべたぷしゅぷしゅをおうちの方が手に持ち、すす〜と動かします。
「こっちだよ~」「今度はどっちかな~」

「○○ちゃん、こんにちは」
ぷしゅぷしゅに注目させるように声をかけてから動かすと、自然と目で追うようになります。はじめはゆっくりと動かし、目で追うようになったら少し早く動かすなど動きに変化をつけて遊びましょう。

「○○ちゃんにくっついた!」
お子さんのほっぺにや手にぷしゅぷしゅをくっつけて「だいすき〜」。

お子さんが手を伸ばしてきたら、持たせてあげて。
「ぷしゅぷしゅとなかよしね」
ぷしゅぷしゅの感触を楽しみます。

◇言葉かけのヒント

「○○ちゃん、こんにちは」
ぷしゅぷしゅになって、声をかけてみましょう。どんな反応が返ってくるかな?

お子さんはどこに興味を示すでしょう。感触? 音? 動き?
どんなふうに手に取るのか、遊ぶ様子をよく観察してみましょう。

「ぷしゅぷしゅ、くるりんぱっ」
くるっと回すと様子が変わります。変化に気づくでしょうか。あれっと思うかな?
「くるりん、くるりん、お顔が変わるよ~。見て見て」

「ぷしゅぷしゅ、ふわふわだね。抱っこしてみよう。なかよしだね」
おうちの方がやって見せて、お子さんがまねできるように声をかけていきましょう。

◇発達のアドバイス

0歳後半~ 五感を刺激しましょう

動いているものを目で追ったり、鈴の音に気づいたり、手を伸ばして触ったり、五感を刺激する要素がたくさんあります。

「リンリン。聞こえるかな~」
音に興味を持ってくれるかな?

「こんにちは」
手を伸ばしてくれるかな?

よく見えるようゆっくりと動かしたり、心ゆくまで触らせてあげたりして、五感に刺激を与えましょう。

1歳前後~ 五感を使って遊びましょう

「○○ちゃん、はい、どうぞ」
手に持たせてみたら、どんな反応を示すでしょう。
手に持ったり、離したり、自分で触って感触を楽しむようになってきます。
お子さんとぷしゅぷしゅの動きに合わせて、お話をしてあげましょう。

「○○ちゃん、こんにちは」「ゆらゆら気持ちいいなあ~」「何して遊ぶ?」

触ったときは「ふわふわ」、浮かべたときは「ゆらゆら」など、動きと言葉を連動させるとお子さんの興味をひき、言葉の発達にもつながっていきます。

1歳後半~ 自分で遊びましょう

自分でぷしゅぷしゅを動かしたり、自分のそばに引き寄せたり、自分で遊び始めます。

「ぷしゅぷしゅ、こんにちは。何して遊ぶ?」「もう寝る時間だね、おやすみなさい」「朝だよ~。おはよう」などと、話しかけてみてください。

お子さんはどのように反応するでしょう。おうちの方とぷしゅぷしゅを通してやり取りをしながら、コミュニケーションの楽しさを実感できるようにしていきます。

◇さらに発展させよう

0歳後半~ ○ゆらゆらリンリン

ぷしゅぷしゅを動かすと、リンリンと鈴の音がします。お子さんの目の前でぷしゅぷしゅを揺らし、鈴の音を聞かせてあげましょう。
「リンリンって聞こえたね」
音の出るものに興味を示すようになったら、ぷしゅぷしゅを湯船でゆらゆらさせたり、おきあがりこぼしをして動きと音を楽しみましょう。目と耳への刺激になりますね。

1歳前後~ 〇ぷしゅぷしゅ、どこどこ?(湯船の中で)

ぷしゅぷしゅを見せてから「○○ちゃん、バイバイ~」と言い、おうちの方がぷしゅぷしゅを湯船に沈めて隠します。
「あれ? いないね。どこかな~?」
「ここかな? あれ、いない」「こっちかな?」
見回してもぷしゅぷしゅの姿がありません。
「あれ~?」
ちょっと待ってから、おうちの方が湯船に沈めていたぷしゅぷしゅを離し、水面に浮かばせます。
「わあ! いたね」
発見の喜びを感じましょう。

隠れる⇒探す⇒発見! いなくなってもまた出てくるという期待がもてるようになると、いないいないばあ遊びにもつながっていきます。

1歳後半~ 〇ぷしゅぷしゅと一緒

「○○ちゃん、ぷしゅぷしゅが一緒にお風呂に入ろうって言ってるよ」
ぷしゅぷしゅの鈴の音を鳴らしながらお風呂に誘います。
ぷしゅぷしゅのアロハ姿の面からくるっと裸の面に変えて「ぷしゅぷしゅ、お洋服脱いだよ~、○○ちゃんの準備してね~」など、生活場面の切り替えのときにぷしゅぷしゅに登場してもらいましょう。

一緒にお風呂に入ったら、「今日は何して遊んだの?」「公園行ったのが楽しかったね」「今度はどこへ行きたい?」などと、ぷしゅぷしゅとおうちの方との会話をお子さんに見せます。
ぷしゅぷしゅを動かし、ぷしゅぷしゅが答えているかのようにやりとりしていると、お子さんも加わってくるかもしれません。「お話するのって楽しい」と感じることで、発語の促しにもなります。

 

教えてくれたのは


こんぺいと幼児教室 教室代表・斉藤明美さん

食べることを通して子どもたちの五感を育む「台所のある幼児教室」。食育を中心として、楽しい! もっとやりたい! と子どもが夢中になって活動する経験を重ね、「学びに向かう力」を育てていきます。

イラスト/AZU 構成・文/株式会社こんぺいとぷらねっと

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