もっと楽しく!もっと学ぼう!ふろくの遊び方 MORE ーFirst冬号編ー

幼児教育のプロが指南

ふろくは遊び方しだいで、もっと楽しく! もっと学びに活用できます。

ここでは、お子さんの発達をふまえた遊び方や言葉かけをプロがアドバイス。

おうちの方と一緒に、楽しく遊んで学びましょう。お子さんの力がぐんぐん育ちますよ!

2023年First冬号

アンパンマン おててをポン♪ポン♪ メロディーマシーン

アンパンマンのお鼻のボタンを押すと「どんぐりころころ」「メリーさんのひつじ」のメロディーが流れます。音楽に合わせて、おててのボタンを押し、リズムあそびをしましょう。

◇音響効果遊び

おうちの人がお話を作ったり絵本を読んだりしているときに、ふろくを顔の近くに持ってきて音やメロディを流し、音響効果として使います。

0歳後半~ お子さんの反応に合わせて、音を出しましょう

「ぼく、アンパンマン。こんにちは。ビョンビョン」というおうちの方の声や効果音に、お子さんが反応して、メロディマシーンに注目したら、鼻を押してメロディを流したり、「シャンシャン」と言いながら、すずの音を一緒にならしたり、お子さんの反応に合わせて、音を出しましょう。お子さんが手を伸ばしてボタンに触れたら、一緒に押して、音を出してみます。

自分の行動で、音が出た! という体験を繰り返し楽しむことで、「やりたい気持ち(意欲)」が育ちます。

1歳前後 お子さんにメロディマシーンを渡してみましょう

おうちの方がひと通り音を出して見せてから、お子さんにメロディマシーンを渡してみましょう。「アンパンマンが一緒に遊ぼうって。はい、どうぞ」。

お子さんはどこを押すでしょう。お子さんが出した音に反応して、おうちの方がビョンビョンと飛んでみたり、シャンシャンと鳴らしたら、一緒に鈴を振るようなしぐさをしたり、音に合わせて動く様子を見せましょう。

おうちの方が楽しそうに動いていると、お子さんもまねしたくなります。おうちの方の楽しい気持ちをお子さんにも伝えて、気持ちが通い合う経験を重ねることが結びつきを強くしていきます。

1歳後半~

お子さんが好きな絵本、繰り返し読んでいる絵本に、音をつけてみましょう。ページをめくるときに、シャンシャンとならしてもいいですね。

音を出しながら、おうちの方の表情を見せてあげることで、うれしい、びっくり、ふしぎ、など感情がだんだんと伝わるようになります。おうちの方が表情豊かでいると、お子さんも喜怒哀楽をよく表せるようになります。

◇ダンスポール遊び

音やメロディに合わせてポーズやダンスを決めてあそびます。

0歳後半

「何のお歌がながれるかな~」と言いながら、鼻のボタンを押します。メロディが流れたら、お子さんを抱っこして、ゆらゆらさせてみましょう。

曲の速度に合わせて歩いたり、早足にしたりするのも変化があって楽しめます。曲の最後は、おうちの方とお子さんのほっぺとほっぺをすりすり~。触れ合って遊ぶことで気持ちも安定します。

1歳前後

向かい合って座り、真ん中にアンパンマンを置きます。「ボタンを押すよ」と言って効果音を鳴らして、おうちの方が好きなポーズを取ります。手をパーにする、グーでぽっぺにあてるなど、わかりやすいポーズにします。

お子さんがまねっこできるようになったら、メロディを流して一緒にうたい、歌の終わりに効果音を出し、ポーズをしましょう。

お子さんが手を伸ばし、自分でボタンを押したら、おうちの方はそれに反応して、ポーズをとってあげます。お子さんが好きなようにボタンを押す行動に大人が合わせて反応してあげることが大切です。お子さんの興味が広がっていきます。

1歳後半~

「シャンシャンと鳴ったら、手をひらひらさせてね。ビョンビョンと鳴ったら、お座りするよ」などと簡単にできるポーズを決めて、音に反応して動きます。おうちの方と一緒に動くことで、音を聞いて動くこと=即時反応ができるようになります。繰り返しあそぶことで、「聞く」ことに集中するようになります。

◇替え歌遊び

メロディに合わせておうちの人が「替え歌」を歌います。

0歳後半 どんぐりころころ

「○○ちゃんコロコロ、大好きよ♪ ぎゅっ」

歌いながら、ハグしたり、ちゅっしたり、音楽とともに、触れ合うときの感触も大事に伝えましょう。

おうちの方とお子さんのつながりが深まります。

1歳前後 メリーさんのひつじ

「○○ちゃんは、かわいい、すてき、大好き~」などとうたいながら、おうちの方が動きます。はいはいや、歩いておいかけてきたら、歌の終わりに、ビョンビョンと鳴らしてお子さんを抱っこしてあげましょう。

大好きなおうちの方に追いついて、抱っこしてもらえると、楽しい気持ちが共有できますね。

1歳後半~

おうちの方がうたって、お子さんがメロディマシーンを持って、効果音を鳴らす。そんなコラボレーションができると楽しさ倍増です。

「アンパンの手をおしてね。黄色のところだよ。」「好きなときに押していいよ。」

お子さんと向き合って一緒に楽しく遊ぶ時間を大事にしたい時期です。

 

教えてくれたのは


こんぺいと幼児教室 教室代表・斉藤明美さん

食べることを通して子どもたちの五感を育む「台所のある幼児教室」。食育を中心として、楽しい! もっとやりたい! と子どもが夢中になって活動する経験を重ね、「学びに向かう力」を育てていきます。

イラスト/AZU 構成・文/株式会社こんぺいとぷらねっと

 

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