幼児教育のプロが指南
ふろくは遊び方しだいで、もっと楽しく! もっと学びに活用できます。
ここでは、お子さんの発達をふまえた遊び方や言葉かけをプロがアドバイス。
おうちの方と一緒に、楽しく遊んで学びましょう。お子さんの力がぐんぐん育ちますよ!
2025年10・11月号
アンパンマン でんし レンジ
ベビーブック初登場! レバーを引いてボタンを押すと、中のお皿がくるくる回ってチーン! と鳴る、本物そっくりの電子レンジふろくです。
にくまんやカレーライスなど、好きな食べ物を温めたら、トレーにのせて、はいどうぞ!
◇基本のあそび
食べ物パーツを使い、お子さんと一緒にままごと遊びをしましょう。
「今日のごはんは何にする?」
「ぎょうざがいいな」
「ごはんも食べたいね」
お子さんと一緒に献立を考え、食べ物パーツをレンジに入れて温めます。
チーンと鳴ったら、取り出してトレーの上に。
「できました。はい、どうぞ」
「おいしそう。どうもありがとう」
役割を交代して、やりとりを楽しみます。
◇言葉がけのヒント
「レンジでごはんを温めようね」
「見て見て、レンジに入れた食べ物がくるくる回っているよ」
「チーンと鳴ったら、できあがり」
はじめにおうちの方がレンジを動かし、機能を説明しましょう。
「何と何を食べようかな? お肉ばかりじゃなくて、お野菜も食べようね」
「赤いトマト、緑のブロッコリー、いろんな色があると楽しいよ」
食べるもののバランスに目が向くように、色に注目して伝えてみましょう。
「チーン! できたよ。はい、どうぞ。」
「ありがとう、いただきます」
レンジで温めた食べ物を渡すときに言葉を添えて、やり取りを楽しみましょう。
◇発達のアドバイス
〈1歳〉
初めて見るものに興味津々の時期です。
「これは何だろう?」「何をするものかな?」「手を出してみよう」「大丈夫かな」
じっとものを見ているとき、お子さんの頭の中には、いろいろな思いが浮かんでいます。そんなときは、大人が「これは◯◯だよ」と教えてしまうのではなく、大人も一緒に「何だろうね〜、どうするのかな?」などとお子さんと同じ目線でものを見て、ワクワクする気持ちを共有しましょう。自分から能動的にものにかかわっていく楽しさを、ベビーブック世代にはぜひ経験してほしいです。
〈2~3歳〉
食べることは毎日の生活に欠かせません。レンジで遊びながら、食べることを楽しめるようにしましょう。何を食べるか、体には何が大切かなど、お子さんに伝わる言葉でお話しするとよいですね。「赤いもの、緑のもの、黄色いものなど、いろいろな色のものを食べようね」などと、遊びの中で楽しく伝えていきましょう。
◇遊び方のヒント
〇何と何を食べようか
色紙を野菜の形に切ったり、グラビアや広告を切り取ったりして、食べ物パーツを増やします。
「レンジでごはんをつくろう。今日は何と何を食べようか」
食べ物パーツを広げ、お子さんと一緒に献立を考えましょう。
「唐揚げ、いいね。緑のものも選んでね」「スープはどう?」
「いろいろな色のものが並んだね。これなら栄養満点! レンジでチーンしようね」
遊びながら栄養バランスが学べます。
〇チーンと鳴ったらポーズでストップ!
「レンジの中に食べ物を入れるよ~。出来上がるまで、○○ちゃんも動いてみよう。「チーンと鳴ったらピタッと止まるよ」
食べ物パーツをレンジに入れ、ボタンを押し、ターンテーブルが回っている間に体を動かします。拍手をしたり、ぐるぐる回ったり、足踏みしたり、おうちの方も一緒にやってみましょう。
レバーが右端まできて「チーン」と鳴ったら、ポーズを決めてストップ!
音をよく聞き、動いたり止まったりして遊びましょう。
教えてくれたのは
こんぺいと幼児教室 教室代表・斉藤明美さん
食べることを通して子どもたちの五感を育む「台所のある幼児教室」。食育を中心として、楽しい! もっとやりたい! と子どもが夢中になって活動する経験を重ね、「学びに向かう力」を育てていきます。
イラスト/AZU 構成・文/株式会社こんぺいとぷらねっと